「かわいい、かわいい、かわいい!!!」 金沢動物園で激写された〝ぎゅっとするサル〟に17万人もん絶
いったい、何を思っているんだろう? あまりにも愛らしいおサルさんの行動に、多くの人がたまらなくなってしまっている。
【話題のポスト】468万表示、17万いいねの〝愛おしすぎる猿〟を見る
2025年11月5日、Xユーザーのおーあ(@kanazawakitecho)さんが投稿したのは、細い木の上に座り込む1匹のおサルさんの写真だ。
両足を体育座りのように折り畳み、それを長い両手で抱え込むような姿勢で、手元にある草をじっと見つめている。
「自分で摘んできた葉っぱをずっと眺めてる。 長い手足をぎゅっとしてただ見つめている姿、愛おしい」
おーあさんがそんな呟きと共にポストしたその姿は、X上で17万件を超えるいいね(20日昼時点)のほか、こんな声が寄せられている。
「かわいい、かわいい、かわいい!!!」 「やさしい気持ちになりました」 「何を思っているんだろう 悲しい事じゃなくて、楽しい事を考えてくれていたら良いけどな」
愛らしいのはモチロン、なんだか哀愁漂うような、切ないような気もする姿に、たくさんの人が心を揺さぶられ、このおサルさんのことが愛おしくて仕方なくなってしまったらしい。
この子はどうして葉っぱを摘んで、どうしてじっと見つめているのか? おーあさんは、この次の行動も捉えていた。
この後、どうした?
おーあさんが撮影したおサルさんは、神奈川県横浜市の金沢動物園で飼育されているシロテテナガザルの「ユウタロウ」。
草をじぃっと見つめたあと、この子はこの草を......。
おいしそうに食べていたという。
どうやらおやつタイムだったらしい。哀愁、なかった!
しかも、おーあさんが同日に撮影した映像を見ると、食べているのは地面から自分で引き抜いてきた草だった。
8日、Jタウンネットの取材に応じた投稿者・おーあさんによると、撮影したのは小雨の予報だったある日。来園者が少ないことが予想されたため、「じっくり動物園を楽しめる」と思い、金沢動物園を訪れたという。
「案の定、来園者は少なくシロテテナガザルの前には誰もいませんでした。ゆっくりとした時間が流れる中で様々な動きを見せてくれた中のワンシーンです。 いつも何か食べているのは気づいていましたが、まさか自分で採っているとは思わず驚きました」(おーあさん)
ユウタロウは、いつもこうして草を食べているのか? 14日、金沢動物園にも話を聞いた。
めったに見られない?
取材に応じた金沢動物園・飼育展示係の正木美舟さんによると、ユウタロウは30才のオス。
同じくシロテテナガザルのメスの「インタン」と暮らしており、たまに彼女に怒られていることもあるそうだ。
「草や葉は与えることもありますし、展示場内にちぎった草が落ちていることもあり、度々自分で取っては食べています。メスの個体も同様のことをします」(正木さん)
そして、多くのXユーザーをたまらない気持ちにさせたコンパクトに体を縮めながら草を食べる姿は、実はレアだという。
おーあさんの投稿によってユウタロウが注目を浴びたことについて、正木さんはこうコメントした。
「普段お客様を眺めたり、長い腕でぶら下がったり、大きな声でコールする姿は見られますが、めったに見られないこの様な姿を多くの方に見ていただけることは、テナガザルの新たな一面を知って頂ける機会になるので、嬉しいです」(飼育展示係・正木美舟さん)
とてもラブリーでチャーミングな、シロテテナガザルのユウタロウ。皆さんも金沢動物園で、じっくりと彼の動くに注目してみては?
金沢動物園
所在地:〒236-0042 横浜市金沢区釜利谷東5-15-1 開園時間:午前9時30分~午後4時30分(入園は4時まで) 休園日:毎週月曜日(月曜日が祝日の場合は翌日救援)、12月29日~1月1日 入園料:一般500円、中人・高校生300円、小中学生200円、小学生未満無料(毎週土曜日は小・中・高校生は無料、要証明) 公式サイト:https://www.hama-midorinokyokai.or.jp/zoo/kanazawa/