ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」、「未来はある」とプロデューサー発言 ─ 「多分ですが、みんなにやる気があれば」
ベネディクト・カンバーバッチ主演、英BBCの人気ドラマ「SHERLOCK/シャーロック」(2010-2017)。そのプロデューサーで、シャーロックの兄マイクロフト役を演じたマーク・ゲイティスがシリーズのを望んでいると語っていたが、別のプロデューサーも番組の将来について前向きな言葉を発している。
アーサー・コナン・ドイルの小説『シャーロック・ホームズ』シリーズを大胆にアレンジした本作は、現代のロンドンを舞台に、シャーロック・ホームズが最新テクノロジーを駆使して事件を解決する様を描く新感覚ミステリー。自称“コンサルタント探偵”のシャーロック・ホームズ役をベネディクト・カンバーバッチ、元軍医のジョン・ワトソン役をマーティン・フリーマンが演じ、シーズン1~4に加え、特別編となる『SHERLOCK/シャーロック 忌まわしき花嫁』が2016年にBBCで放送された。
のインタビューで、プロデューサーのスー・ヴァーチューが「SHERLOCK」の将来について、「あの番組が大好きだし、未来はあります。いつかね。多分ですが。みんなにやる気があるなら」とコメントした。「まだ舞台セットは倉庫にあるけど、正直なところダメになっているでしょうね。みんなの足並みを揃えて、俳優たちにやりたいと思ってもらわないといけません」と続けている。
「みんなの足並みを揃える」とはキャストのスケジュールを合わせることを意味しているが、ゲイティスも以前「映画を作りたい。ただ、全員を集めるのはとても難しい。ベネディクトとマーティンに聞くしかありません」と答えていた。
「SHERLOCK」で大ブレイクしたカンバーバッチは、マーベル映画『ドクター・ストレンジ』シリーズをはじめ、数多くの映画・ドラマシリーズに次々に主演し、映画4本が待機中。対するフリーマンも、『ホビット』3部作の主演やマーベル映画『ブラックパンサー』シリーズなどでさらにブレイク。世界的大スターとなって多忙を極める2人の“足並みを揃える”のは至難の業となりそうだ。
なお、「SHERLOCK」の製作会社で、ヴァーチューがCEOを務めるHartswood Filmsは、2024年7月に英ITVスタジオに買収された。その契約がドラマシリーズの将来に影響があるのかどうかは未知だが、どんな形であれ、「SHERLOCK/シャーロック」が復活することを期待したい。
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