私と怒り・その1[ハトコのドタバタ育児日記#65]
こんにちは!マンガ家・イラストレーターのハトコです。4才と2才の兄弟の子育て中です!
妊娠・出産を綴ったインスタグラム(hatocotoco)がきっかけで、子育て真っ最中の私の日常を描いたコミックエッセイ…題して「ハトコのドタバタ育児日記」を描かせていただいております。ちょっとした息抜きに読んでいただけると嬉しいです。
よく「叱る」と「怒る」は違うと言いますが、きっかけは「叱る」ようなことで子どもに注意していたはずが、だんだんとただの「怒り」の発散に移行して、止めどころがわからなくなって怒り続けてしまうことがあります。強めに「怒る」「叱る」のは命に関わるようなことを子どもがした時だけにしようと思っているのに、わざとじゃない失敗(例えばたまたま手が当たってコップのお茶をひっくり返すとか)に対しても、自分にとって面倒な事態が起きたことにムカついて、すごく大きな声で「あーぁ!」と言って威圧しつつ怒りを表してしまったり…。
あとは、叱っている最中、ふざけた態度を取られて、どうしても許せなくて手を上げたり、暴力的な振る舞い・暴言を吐いてしまったり…。
危ないことだと分かってほしいという気持ちから「怒る」と言うよりは、私の言うことをきかせたいから「怒る」という気持ちになっていることもあり、なかでも、自分の暴力性の最たるものとして怖いと思うのが、反省している姿の終着点として「子どもの泣いた姿を見たい」という歪んだ気持ち…。これは、子どもが泣くことで、私の言い分を分かってくれたと形式的に思えて、ただ安心したいということなのだと思うのですが、この場合の子どもの「泣き」は「反省」じゃなくてただの「恐怖」からなのですよね。
後で冷静になり、寝ている我が子に謝ることもしばしばです。
こんな感じで育児をし始めて自分でも知らなかった自分。見たくなかった自分に出会うことがままあります。
そのたびに、もう同じようなことはしないと誓い、変わりたいと願います。変わるためには怒りの原因をよくよく考えて、自分自身の思考回路を変えること。ストレス発散が子どもに向かないようにすること。
なかなかまだうまくできないけれど、次回はそのために今私がしていることを、色々と描いてみたいと思います。
●ハトコ
埼玉出身の漫画家・イラストレーター。
2016年生まれの兄と2018年生まれの弟。2学年差兄弟の子育て中。
著作は『ひみつのローソンスイーツ開発室』『うますぎ!東京ギョーザ』『ご当地グルメコミックエッセイ まんぷく埼玉』『不調女子ハトコの生姜まみれ生活30日間』『結婚できる気がしません。』(すべてKADOKAWA/メディアファクトリー)など
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