<もう40歳>2人目がほしいけどきっと難しい。不妊治療を前向きに諦めたいのでよければ一言ください
「赤ちゃんがほしいけどできない」という悩みを持つ人は少なくありません。それに加えて最近では、「2人目不妊」という言葉もよく聞かれるようになりました。1人目は授かったものの、2人目がなかなか授かれずにいる人もいるのです。ママスタコミュニティには「2人目不妊治療継続諦める。前向きになりたい」というタイトルでこんな投稿がありました。投稿者さんは、3歳になる1人目のお子さんを顕微授精で出産しています。
『2人目がほしくてクリニックに通っていましたが結果が出ず、私が40歳になってしまいました。まだ治療を続けたい気持ちはあるけれど高齢すぎるためそろそろ治療をやめようと思います。ただ、高齢親でひとりっ子は、子どもがかわいそうかなと。「かわいそうと思うのがかわいそう」と頭ではわかっているのですが……。他人任せで申し訳ないですが、前向きになれるような経験談やお言葉をいただきたいです』
自身の年齢を考え、不妊治療をやめて2人目の妊娠を諦め、お子さんをひとりっ子として育てていこうと考えている投稿者さん。しかし「ひとりっ子はかわいそう」という思いが拭えない様子です。ママたちに2人目の妊活を諦めることに前向きになる術を求めていました。この投稿にママたちからはどのようなコメントが寄せられたのでしょうか。
ひとりっ子いいじゃん!お金も愛情も目一杯かけているよ!
『うちは最初から1人のつもりだったし愛情もお金もかけまくってる。あとは老後面倒かけないようにお金をしっかり貯めておくだけ』
『私なんか20代前半で1人産んで経済的な理由で2人目は諦めた。もう子どもも成人した。みんな2人、3人当たり前だし、うちだけだろうなー貧乏。でも1人に時間も愛情もお金もかけられたからよかったよ』
投稿者さんと同じひとりっ子ママたちからもさまざまなコメントが寄せられていた今回の投稿。不妊治療は保険適用範囲が拡大され、以前より自費負担は軽減されてきました。ですがそれでも、不妊治療はまだまだお金がかかる治療です。治療期間が長引けば長引くほどお金はかかる。また、年齢が上がることへの不安や精神的な疲弊も否めません。そんななかで不妊治療をやめてひとりっ子を育てていく覚悟を決めようとしている投稿者さん。ひとりっ子のママたちからは「お金も愛情もすべて1人の子どもだけに注いでいるよ」という同志としてのメッセージが寄せられていました。わが家にきてくれた今いる子どもを大切に育てているという意識をお持ちのママたちの意見が見受けられました。
自身の身体も大事にしてほしい。今いる子どものためにも!
『私も不妊治療経験者。24歳から3年間、28歳で息子を産んで歳の差10歳までと決めて治療再開したけど2人目はできませんでした。息子が小3のとき、段々と私自身の治療への熱量が冷めてきて「このお金を教育費に貯めたほうが……」と思うように。私は持病もあるし身体も強くない。それから開き直って「うちはひとりっ子」と決めました。息子に「弟がほしかった」と言われたこともありますが、病気のことも説明しました。今息子は高3。もう「弟~」とは言わないし、私が入院するほうが面倒くさいようです(笑)』
年齢や身体のことを考えて2人目の不妊治療を諦めたママからコメントもありました。「上の子が10歳になるまでは不妊治療を頑張る」とタイムリミットを決めていたというママ。実際に10歳に近づいてきた頃に、不妊治療に対するモチベーションが下がってきたことも語られていました。また、きょうだいをほしがる子どもへ説明をすることで、自身の心の整理もできたのかもしれませんね。
心置きなく1人の子育てができるのもまた、幸せ
『私自身が4人きょうだいで、夫がひとりっ子だけど、体験の格差(勉強に限らずピアノとか教養系の習い事とか家族旅行とか)は結構感じるから心置きなく全力投球できるようになったのはいいのでは?』
『右手をお母さんと繋いだら左手をお父さんに繋いでもらえる。それができるのはひとりっ子だけだよ。きょうだいがいなくても幸せだと思う』
実際に自分自身に置き換えて「ひとりっ子はいい面もある」と感じているママからのコメントもありました。子どもにきょうだいがいる、いないは親にとって大きく違います。しかしそれは子ども自身にとっても同様です。きょうだいがいると我慢したり十分にできなかったりすることも少なからず出てくるでしょう。これは3きょうだいで育った筆者も感じたことのある感情です。きょうだいへの嫉妬や僻みを幼い頃から感じながら生きてきました。両親は多忙だったため寂しい思いをしたことも多く、ひとりっ子の友達を羨ましく思った瞬間もたくさんありました。投稿者さんはこれからお子さんにたくさんの体験機会を与えたり愛情を注ぐ時間を作ったりすることで「ひとりっ子でよかった」と、お子さん自身が思えるようにすれば十分ではないでしょうか。
もう十分頑張ったよ!不妊治療を終えた自分を褒めてあげて
『しっかり終わりを考えられる人ってすごいよ。私も不妊治療で2人目ほしくて頑張ってたんだけどあなたみたいに「諦めよう」って決めれなかったよ。うちもひとりっ子だけど、娘は毎日楽しそうにしてるからこれでよかったかなと思えるよ』
『無理しないでいいと思いますよ。もう十分頑張ったんではないですか。体力的にも精神的にも。今、お子さんがいるだけで幸せ者ですよ』
『めちゃくちゃ大変だったのでは? たくさん頑張ったし、「1人を愛して育ててあげなさい」ってことかもしれない。今が幸せならいいじゃない、欲張ったら駄目よ、今に感謝する』
不妊治療は明確に「〇〇歳まで」という線引きもないので、始めるのも終わるのも自分たちで決断しなければなりません。投稿者さんはきっと、1人目のときから不妊治療を相当頑張ったのでしょう。子どもを授かれるかどうかは年齢だけの問題ではないと、心の底では感じているのではないでしょうか。投稿者さんの不妊治療をやめるという決断に、同じ経験をしたママたちからは称賛の声も寄せられていました。「あなたはもう十分頑張ったよ」と労いのコメントも。2人目不妊の辛さは本人たちにしかわからないこともあるでしょう。「2人目を諦めた」という視点では、ひとりっ子にしてしまった自身のお子さんに申し訳ないと、後悔も残るかもしれません。しかし「私は十分に頑張った」、「今いる子どもに全力投球する」という見方ができるようになれば、これからの人生を前向きに捉えられるのではないでしょうか。投稿者さんはママたちのコメントを見て、自分の選択を肯定してあげてほしいです。