大型犬に『穏やか・温厚な性格が多い』と言われる2つの理由 飼う前に知っておくべきこととは？
大型犬に穏やか・温厚な性格が多いと言われる理由
体が大きく、目の前にすると「ちょっと怖いかも…」と感じることのある大型犬ですが、実際に触れ合ってみると、穏やかで温厚な犬がほとんどです。
大型犬が穏やかなのは賢いからでしょうか。温厚な性格なのは知能が高いからでしょうか。
大型犬に穏やか・温厚な性格が多い理由は、これから大型犬と暮らしたいと考えている方にもぜひ知ってもらいたいです。
1.飼い主によるしつけが徹底されているから
大型犬に穏やか・温厚な性格が多いのは、飼い主によるしつけが徹底されているからです。
私は女性で、愛犬は中型犬のオス犬ですが、正直、力では勝てません。力だけで愛犬をコントロールしようとすると、お互いにケガを負ったり、トラブルに巻き込まれたりするでしょう。
大型犬であれば、さらに力は強くなります。大人の男性にも力ずくでのコントロールは難しいです。そのため、大型犬と暮らす飼い主は、愛犬へのしつけを徹底しているのです。
適切なしつけがされた犬が穏やかで温厚なのは、飼い主への信頼と安心があるからでしょう。そして、他犬や他人との付き合い方も学んでいるからでしょう。
誰よりも力が強いことは、大型犬自身も分かっていると思います。しかし、その力を使わなくても安全に過ごせることを理解しているのだと思います。
2.プロによるしつけが徹底されているから
大型犬に穏やか・温厚な性格が多いのは、プロによるしつけが徹底されているからです。
初めて大型犬と暮らすとき、飼い主や家族だけでは、愛犬に適切なしつけをしてあげられないことがあります。不十分である場合が多いです。
そうすると、咬傷事故が起きやすくなります。実は、毎年、犬による咬傷事故は数千件も起きているんです。もちろん、大型犬だけではなく、小型犬も含んだ数です。
そして、そのほとんどが公共の場で起きている咬傷事故です。理由として、適切なしつけがされていなかった、ということが多いです。
飼い主や家族では適切で十分なしつけができない場合には、ドッグトレーナーな訓練士など、プロのしつけを受けるようにしましょう。
警察犬のような特別な訓練ではなく、家庭犬としてのしつけでよいと思います。
大型犬を飼う前に知っておくべきこと
大型犬は知能が高く、賢い犬種が多いです。だからこそ、適切なしつけをするべきです。
しつけを怠ると、賢いがゆえに飼い主を見下し、全く言うことを聞かなくなってしまうことがありますので注意しましょう。
体力がある
大型犬は体力があります。お散歩だけでは、体力があり余ってしまうほどです。
自宅に庭があるなど、大型犬が自由に動き回ることができるだけの広いスペースがあるとよいでしょう。
飼い主に体力がない、時間がないなどし、お散歩だけで十分な運動量を与えてあげることができない場合には、ドッグランへ行くなどしましょう。
運動不足はストレスになります。危害を加える原因にもなることがあるため注意しましょう。
寿命が短い
個体差はありますが、小型犬と比べると、大型犬は寿命が短いです。うんと早く歳を取ります。
体が大きい分、病気になりやすいです。食事量が多く、内臓にかかる負担が大きいためです。長生きのためには、健康寿命を大切に考えてあげるとよいと思います。
まとめ
大型犬に穏やか・温厚な性格が多いと言われる理由を2つ解説しました。
✔飼い主によるしつけが徹底されているから
✔プロによるしつけが徹底されているから
大型犬は賢いからしつけが簡単だと思われがちですが、意外とそう上手くいきません。賢いがゆえに、ずる賢く自分の都合の良いように飼い主をコントロールすることがあるからです。
しつけは適切に行いましょう。自分自身で行えないときは、プロを頼りましょう。