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イトーヨーカ堂とアダストリアの協業ブランド「ファウンドグッド」が7月までに64店舗に拡大

セブツー

イトーヨーカ堂とアダストリアは4月24日、両社の協業による新ブランド「ファウンドグッド(FOUND GOOD)」の戦略発表会を「イトーヨーカドー木場店」で開催した。「ファウンドグッド」は、「グローバルワーク(GLOBAL WORK)」を始め、「ローリーズファーム(LOWRYS FARM)」「ニコアンド(niko and ...)」「スタディオクリップ(studio CLIP)」などを手掛けるアダストリアが企画開発、生産したブランドで、「イトーヨーカドー木場店」をモデル店舗として2月から展開していた。「イトーヨーカドー」は商品の販売、発注量の確認や調整を担う。

イトーヨーカ堂は昨年3月、アパレル事業から撤退し、「食」を軸にコンビニ事業とSM(食品スーパー事業)、スーパーストア事業と連携させる事業再構築を発表していた。今回の取り組みもアパレル単体での戦略ではなく、食品売り場の買い物客をいかにアパレルの売り場で買い回りさせるかが狙いだ。

さらに、「イトーヨーカドー」は高齢の顧客が多く、30〜40代のファミリー層をいかに獲得していくが課題であった。こうしたことから「ファウンドグッド」は、トレンド感のあるアイテムとベーシックなアイテムで商品を構成することで30〜40代のファミリー層を取り込んでいく考えだ。

「イトーヨーカドー木場店」では、「ファウンドグッド」を導入後、食品とアパレルを両方購入した客は1.4倍に増え、新規客も1.2倍に増えるなどし、「ファウンドグッドを推進することで収益の拡大に繋がると判断した」と、戦略発表会に登壇したイトーヨーカ堂の梅津尚宏・執行役員専門店事業部長は説明する。4月24日時点で47店舗を出店しているが、7月までに64店舗に拡大する。

また、アダストリア執行役員の小林千晃・ビジネスプロデュース本部長は、「アダストリアは現在、国内外で1563店舗を展開しており、接客も含めたさまざまなノウハウがあります。30〜40代の女性に向けた商品展開も得意としています。食品を買いにきているお客さまをどうアパレル、ライフスタイル雑貨に繋げていくかを考えた時、そのためにはイトーヨーカドーのためのブランドが必要だと感じました」と、「ファウンドグッド」を立ち上げた経緯について説明する。

「ファウンドグッド」は、ウィメンズ、メンズ、キッズ、雑貨の構成で、メンズのTシャツは2200円、ウィメンズのTシャツは1650円から。その他、マスクやシュシュ、ハンカチ、ソックスなどがラインアップされている。

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