「聞こえ」の悩み共有 聴覚補助機器の紹介も
横浜ラポール聴覚障害者情報提供施設(本間裕貴子施設長)は9月20日、横浜ラポールで4回目となる「聞こえの相談交流サロン」を開催。市内在住の聞こえにくい人やその家族らが参加した。
1部は交流サロン。横浜市中途失聴・難聴者協会の副会長兼事務局長の小川由恵さんと副会長の平本滋さん、同施設の伏原桃子さんが司会進行を務めた。参加者らは体験談や悩みを共有。「聞こえないことを打ち明けにくい」などの悩みに共感する様子が見られた。
2部は、聞こえに関する機器の紹介。聴覚障害者を中心とした福祉機器の販売会社である(有)千里福祉情報センターの水谷裕さんの協力で進行された。参加者は、テレビ補聴システムや電話音量増幅器、屋内信号装置などの説明を興味深そうに聞いていた。
同施設では「聞こえの相談」も定期的に実施している。サロンを開催した本間施設長は「自由に集い共有できる場が求められていることを改めて感じた」と振り返った。