Aurora Flight Sciencesの水素燃料電池を搭載したVTOL型ドローン「SKIRON-XLE」、7時間の耐久飛行を完了。近日発売予定
Aurora Flight Sciencesは、燃料電池駆動のVTOL型ドローン「SKIRON-XLE」の7時間の飛行テストに成功した。同機は近日発売予定だ
バージニア州の飛行場で実施されたこのテスト飛行は、SKIRONドローンの飛行耐久性の大幅な進歩を示している。
SKIRON-XLEは、Aurora Flight SciencesのSKIRONドローン製品ラインの一部で、3.5時間の飛行持続時間を備えたバッテリー駆動のSKIRON-Xも含まれている。
SKIRONは、電動垂直離着陸と固定翼前進飛行を組み合わせたハイブリッドeVTOLプラットフォームだ。ドローン運用に関する米国FAA Part 107規制に準拠しており、目視外飛行に対応している。
7時間の飛行では、SKIRON-XLEシステムには5リットルの水素タンク2つ、Intelligent Energy 燃料電池、Trillium HD45 EO/IR カメラ ペイロード、リチウムポリマー(LiPo)補助バッテリーが含まれていた。
離陸重量は約24kgだ。飛行テストを完了したSKIRON-XLEは、水素燃料タンクが空になり、バッテリーに十分な安全マージンが残った状態で7.0時間で着陸した。
Aurora Flight Sciencesの製品担当シニアディレクターであるジェイソン・グリズナ氏は、次のようにコメントする。
この最新の飛行テストで、SKIRON-XLEは、お客様が求めているより長い飛行時間を実現しながらも、展開と操作が簡単であることを示しました。SKIRON-XLE は、先進的な飛行技術の革新者および統合者としてのオーロラの能力を証明するものです。この画期的な製品を2025年初頭にお客様にお届けできることを楽しみにしています。
Aurora Flight Sciencesは、長距離偵察用に設計された近日発売予定のSKIRON-XLEを2024年6月に初めて発表した。
この機体には最大3箇所のペイロード搭載場所(機首、胴体部、翼下)があり、カスタムペイロード統合できる。その堅牢な地上管制ステーションには、クッタテクノロジーズの統合地上管制ステーション(UGCS)ソフトウェアが搭載されており、2.4G 10W無線および追跡アンテナにより、最大75kmのコマンドアンドコントロール(C2)リンクが可能だ。
Aurora Flight Sciences