【インドネシア・コモド諸島】人生で一度は訪れたい絶景と、野生のコモドドラゴンに会える島
インドネシアはいくつかの島から成る、自然に恵まれた広大な島国です。 自然の美しさを感じられる観光地が多いため、絶景を求めて世界中から多くの観光客が訪れます。 インドネシアの絶景のなかでも、バリ島から飛行機で約1時間ほどの距離にある「コモド諸島」の景色は人生で一度は見ておきたい絶景であること、間違いありません。人間の手が加えられ過ぎていないため、太古の時代から時が止まったような素晴らしい絶景を望むことができます。さらに、日本でも話題になっている「コモドドラゴン」が生息する島でもあるため、まるで恐竜がいる島に降り立つような不思議な感覚も体験できます。今回は、インドネシアでぜひ訪れてほしい「コモド諸島」の絶景について紹介します。
【テーマ】心洗われる絶景を日本の皆さんに紹介。私の国の自慢の絶景
コモド諸島への入口「ラブアンバジョ」へ向かう
コモド諸島へ行くには、バリ島から飛行機で約1時間の位置にあるフローレス島の「ラブアンバジョ」という街にあるコモド空港近くにある港へ向かい、そこからコモド諸島へ向かうことができます。
基本的には、ツアー会社経由で「アイランドホッピングツアー」を申し込むことで島々を巡ることができます。インドネシアの人気観光地であるバリ島からアクセスしやすい場所にあるため、バリ島と違った絶景を求める「バリ島通」の旅行者にも人気の観光地となっています。
ラブアンバジョの街にはリゾートホテルが多く立ち並んでいるため、宿泊施設探しに困ることはありません。また、空港から各ホテルまでの距離も近く、バリ島のような渋滞はほとんどありません。そのため、リゾート気分を味わいながら、時間に余裕を持って過ごすことができます。
■コモド空港(Bandara International Komodo, Labuan Bajo) 住所:Labuan Bajo, Komodo, West Manggarai Regency, East Nusa Tenggara, Indonesia URL:https://komodo-airport.com/
アイランドホッピングツアーで「コモド諸島」を巡る
コモド諸島へ行くために、アイランドホッピングツアーに参加します。 ほとんどのツアーが同じような順番で島々を巡っていきます。空港近くの港に集合してから、スピードボートに乗り込んで島へ。スピードボートにはトイレもあり、空調も効いているため快適です。
最初に訪れた「パダール島」では、軽くトレッキングしながら頂上を目指します。頂上から見える景色が、この記事のトップ写真。特徴的な地形が太古の時代を連想させ、エメラルドブルーの海と合わさって素晴らしい絶景が望めます。ずっと眺めていたくなるような印象に残る景色です。 山頂まで行けない場合は、中腹からでも同様に特徴的な地形を望むことができます。パダール島にもコモドドラゴンが生息しているとのことで、コモドドラゴンの捕食対象である鹿も生息しています。
未開の地に訪れたような不思議な景色で、映画や空想の世界でないことに驚きます。 パダール島の景色は、一生忘れられない絶景です。
■パダール島(Pulau Padar) 住所:Pulau Padar Komodo, West Manggarai Regency, East Nusa Tenggara, Indonesia
自然の生み出す絶景を満喫する旅
特徴的な地形が美しいパダール島の次に向かうのは、「ピンクビーチ」。 ピンクビーチは、砂浜がピンク色で、透き通って輝く海のエメラルドブルー色と混ざり合って、夢の世界にいるかのような景色を楽しむことができます。砂浜のピンク色は、赤サンゴが波に運ばれて細かくなったことによるもので、自然が作り出した美しい砂浜。砂はさらさらとしていて、手に取ってみてもその美しさを楽しむことができます。
ほかにも、「タカマカッサル島」という月のような形の小さな島では、シュノーケルが楽しめます。 南国のカラフルな魚たちがサンゴの中をゆったりと泳ぐ様子を見ることができて、幸せな気分になります。タカマカッサル島のシュノーケル以外にも、ツアーによっては海の真ん中あたりでマンタやウミガメと泳ぐこともできます。海の中を泳ぐマンタ群やウミガメを見ることができると、自然の雄大さをより一層感じられます。
■ピンクビーチ(Pink Beach) 住所: Pulau Komodo, Kabupaten Manggarai Barat, Nusa Tenggara Tim, Indonesia
コモドドラゴンが生息する「コモド島」
コモド諸島のアイランドホッピングで一番の注目は、「コモドドラゴン」が生息する島への上陸です。 コモドドラゴンが生息する「コモド島」は、国立公園としてコモドドラゴンの生態を保護しています。 人類に発見されてからまだ100年ほどのコモドドラゴンは、恐竜の生き残りではないかということで注目を浴びている生物。肉食生物で人間も捕食対象になるため、グループごとに「レンジャー」と呼ばれるコモドドラゴン用のさすまたを持ったガイドさんが島を案内してくれます。
島では、「大きな声を出さない」「一人で行動しない」「近づきすぎない」などのルールがあります。血の匂いをかぎ分けて人を襲うことがあるとのことで、ケガをしている人や生理中の女性は上陸に注意が必要です。
野生生物のため、日によって会うことのできる個体数に変動がありますが、島のあちこちで出会うことができます。実際に対面するコモドドラゴンは、ゆったりとした雰囲気を持ちながらも、迫力があってかっこいい! しかし、肉食生物であることを考えると恐ろしさも感じられて、自然が残されている島で過ごすコモドドラゴンたちの姿が神秘的に映りました。
コモド諸島を巡ってみると、一生忘れられないような素晴らしい絶景に一日でたくさん出会うことができました。インドネシアへ訪れた際には、ぜひコモド諸島にも足を運んでみてください。
■Komodo National Park(コモド国立公園) 住所:East Nusa Tenggara, Pulau Komodo, Indonesia URL:https://www.komodonationalpark.org/
TEXT by moe