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50年届け続ける音楽 11月に記念コンサート バンド・ブルーエコー

伊賀タウン情報YOU

記念コンサートに向け練習に励むブルーエコーのメンバーら=伊賀市で

 三重県伊賀市青山地区の音楽好き仲間で1974年に結成したバンド「ブルーエコー」が今年50周年を迎えた。11月10日に同市阿保の青山ホールで開く記念コンサートでは、半世紀にわたって奏でてきた300曲近いレパートリーの中から、特にメンバーの思い入れが深い約20曲を披露する。

 当初はラテン・映画音楽を中心に、近年は邦楽・洋楽などジャンルを問わず、幅広い音楽を奏でている。1994年には同ホールの開館10周年を記念したコーラスグループ「デューク・エイセス」のコンサートでバックバンドを務めた他、地元の歌手らと歌謡ショーを開いたり、イベントに出演したりし、心地良い音楽を届けてきた。

 4代目の魚住元彦さん(67)が務めるバンドの代表は、魚住さんの父で初代の好雄さん、母・節子さん、サクソフォン奏者でバンドマスターを長年務めた福島正俊さんと引き継がれた。編曲を一手に引き受け、昨年末に亡くなった福嶋さんは「病床でも音楽のことばかり考えていたと後になって聞いた。新型コロナの影響も心配だったが、『福嶋さんのためにも50周年を実現させよう』と、皆の気持ちが一つになった」(魚住さん)そうだ。

 第1部は、初期から演奏してきた「慕情」「枯葉」「テネシー・ワルツ」など洋楽を中心に9曲で、森下直美さん、魚住さんが歌で加わる。第2部は「真っ赤な太陽」「東京ナイトクラブ」「白い海峡」といった歌謡曲や民謡など12曲で、川﨑久美子さん、広美さん、美由紀さん姉妹が津軽三味線で、中野島二さん、紀美子さん夫妻が歌で華を添える。

 現在は30代から70代の11人が、最大9種類の楽器を演奏する。魚住さんは「メンバーそれぞれに仕事や家庭があり、貴重な時間を音楽に捧げてきた。世代も移り変わってきたが、これからもアットホームなブルーエコーのサウンドを届けていけたら」と話した。

 コンサートは午後1時30分開演。入場料は1000円(全席自由)。会場には、地震や豪雨災害に見舞われた石川・能登地方への募金箱も設置予定。

 問い合わせは魚住さん(090・4861・8543)まで。

2024年10月12日付877号1、2面から

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