切り札として輝き放つジュビロ磐田の川崎一輝「試合に出るって、こんなに楽しいことなんやな」
ジュビロ磐田のMF川崎一輝選手が途中出場で決定機に絡む試合が続いています。4月5日のモンテディオ山形戦はJ2優勝を果たした2021年以来、4年ぶりとなる4連勝の期待が掛かります。チームに貢献し続けるサイドアタッカーに話を聞きました。
川崎一輝選手
-最近は佐藤凌我選手と同時投入されることが続いています。やりやすさはありますか。
やっぱりありますね。僕が左のワイドの時に、僕を見て動いてくれる。どっちかはっきりしているので、僕も動きやすいっていうのがあります。自分がボールを持った時に結構寄ってきてくれたり。思い切ったアクションが多いので、だから自分は出しやすいし、見つけやすいというので、出場が増えているのかなと思います。
-2人で決定機をつくり、ゴールまで持っていくことが公式戦で2度ありました。話し合っていることなどありますか。
そんなにめちゃめちゃ話とかはないんですけど、サッカーの話は別にそこまでしていなくて。サッカーの話より普通に私生活の話をしている方が多いんですけど。(こうやろうみたいな話は)なく、感覚ですかね。向こうが合わせてくれているんですね。
-確かに佐藤選手が起点になることが多い。
そうですね。自分が出すというよりも、凌我からパスを受けることが結構多いので、1個ためを作れる選手なので、そこで自分の動き出しがしやすい選手ではあります。
-川崎選手はカマタマーレ讃岐時代、どのポジションを担っていたんですか。
トップ下もやっていました。入った時はFWもやっていて、FWからからサイドハーフになって、右サイドハーフに行って。
その時にちょうど(中盤が)5枚、ウイングバックが流行った時期で3−5−2になって。ウイングバックの時に一番自信がついたかなというのはあります。そこからサイドバックになりました。
-3−5−2から4−4−2になると、サイドバックになるということですね。
そうですね。
-攻撃の選手というのを今季、出していますね。
元々攻撃は好きなので。前までは守備にも自信があったんですけど、ゴールを奪いたいなっていうのは思っていたので、今は一番自分らしいというか、そういうプレーができていると思います。
-高校や大学では。
大学はずっとFWで、高校はボランチでした(笑)ポジションがもうほんまに、いろいろと。高校までずっとボランチで、大学の途中までずっとボランチ一本で。大学の途中で左サイドに行って、FWもやるようになって、ですね。讃岐はFWとして入りました。
-磐田に移籍した昨年はサイドバックでした。
はい、もう完全にサイドバック。
-少し寂しかったですね。
そうですね、寂しいどころじゃなかったですよね。
-出場機会も少なかった昨年に比べ、今年はやりがいを感じていますか。
すごいそうですね。試合に出るって、やっぱりこんなに楽しいことなんやなっていうのは最近思っているし、やっぱり試合に出てない時って、何て言うか、自信もなくなってくるし。
でもサッカーが好きなので、練習は人よりも絶対多くやってたし。隠れてとかじゃないですけど、やっぱり試合前とかだったらみんな調整となるけど、自分は試合がないので、なんかもう何でも全力で。
そういう面では昨年1年は、一番成長できたかなっていう1年でした。最初にジュビロに入った時は、もうすごい自信しかなかったんですけれど、ちょっと出れなくなって、J1相手に試合するということが1試合。そこの経験をもう少し積みたかったなっていうのがあるんですけど、終わったことなので、今年J2からJ1に絶対なると思っています。自分でそのチャンスをつかめますので。