見るだけでテンションが下がる…。「浴室」の“白い石けんカス”汚れをスルスル撃退する掃除テク
「しっかり掃除したはずなのに、乾いたら白い跡が浮かび上がってきた……」そんな経験はありませんか? 見た目が悪いだけでなく、「本当に掃除したの?」なんて言われるとイラッときますよね(経験談)。はいどうも、お掃除スペシャリスト(クリンネスト1級)の のんです! 今回は、放っておくと頑固になる浴室の石けんカス汚れを、クエン酸パックでスッキリ落とす方法をご紹介します。
石けんカス汚れの正体
乾いた状態でよく見ると、ボディソープの容器まわりや壁に白く固まった汚れがべったり……。これは水道水に含まれるミネラル分と石けん成分が結合した「石けんカス」。時間が経つほど硬化し、こすっても落ちにくくなります。
【用意するもの】
ゴム手袋、クエン酸水(市販品または水200mlにクエン酸小さじ1を溶かしたもの)、キッチンペーパー、サランラップ、スポンジ、お風呂用洗剤
【注意点】
※絶対に混ぜない! クエン酸(酸性)と塩素系洗剤(カビキラーなど)の併用は絶対NG。有毒ガスが発生して危険
※手荒れ防止のためにゴム手袋をしましょう。
※換気を忘れずに!
※クエン酸は酸性なので、大理石や金属部分に使うと傷む可能性あります。
【1】石けんカスにクエン酸水をスプレー
白く固まった石けんカスにクエン酸水をスプレーします。軽い汚れであれば、このまま数十分放置するだけでOK。ただし、固まってしまった汚れはスプレーだけでは落ちにくいので、次の工程へ。
【2】クエン酸パックで石けんカスを浮かせる
吹きかけた部分にキッチンペーパーを貼り付け、その上からサランラップで覆い、30分〜1時間程度放置します。
ラップで覆うことで蒸発を防ぎ、クエン酸水がしっかり密着します。
【3】30分〜1時間放置
時間をおいたらラップとペーパーを外し、スポンジで軽くこするとスルッと落ちやすくなります。水でしっかり洗い流し、汚れが残っている場合は同じ工程を繰り返しましょう。
【4】お風呂用洗剤でしっかり洗う
左半分も同様にクエン酸パックをした後、しっかり水で洗い流します。最後にアルカリ性のお風呂用洗剤を使い、スポンジで軽くこすれば、汚れ残りを防ぎ、仕上がりがよりキレイになります。
【5】容器も同様にケア
壁と同じように石けんカスが全体についていた容器も同じようにクエン酸パックを行い、スポンジでこすればご覧のようにキレイになります。
まとめ
浴室の白い石けんカスは、ただゴシゴシこすってもなかなか落ちません。「酸で柔らかく→こすって落とす→お風呂用洗剤でさらにこする→水でしっかり洗い流す」が王道です。難しい工程は一切なく、放置時間さえ確保できればいつも簡単にできてしまいます。掃除後に奥さんが「お、やればできるじゃん」と言ってくれたのが一番のご褒美でした(笑)。
のん/ハウスキーピング協会認定 クリンネスト1級取得。重曹、クエン酸、セスキ、ウタマロなどの掃除術が得意