感覚を解き放ち江戸時代の武家庭園で楽しむ桃の節句 芸術文化創造事業「五感 ーひな祭りー」洲本市
淡路島洲本市街地にある武家庭園「旧益習館庭園」で3月3日、芸術文化創造事業「五感-ひな祭り―」が開催されます。
洲本市曲田山の山麓に位置する「旧益習館庭園」は、同市が管理する国指定の名勝。江戸時代前期に徳島藩の筆頭家老であった稲田氏の別荘に作られました。池の周りに多くの巨石を配した、独特な趣がある庭園です。
同イベントは、ふだんは人間が無意識に使う「五感(視覚、聴覚、臭覚、味覚、触覚)」に意識的に呼びかけ、旧益習館庭園で桃の節句をみんなで楽しもう」と、洲本市教育委員会が主催して行われます。
当日は庭園内にある書院に、市内の旧家から寄贈された希少な雛人形を展示。
10時10分からは淡路島弓道会の協力による弓道の演武と解説、11時30分からは弓道体験が実施されます(料金無料、要整理券)。
また、11時30分からは先着100名の子どもたちに金平糖をプレゼント。楽しく学ぼうこどもの煎茶教室の協力による「煎茶のお茶席」も11時30分から開かれます(料金300円。お菓子がなくなり次第終了)。
さらに、同庭園西側に隣接する風月旅館跡地で城下町洲本再生委員会による「おもっしょい市」が、コモード56商店街では「すもと五六市&周遊スタンプラリー」が同時開催。
担当者は「益習館は江戸時代、武士が弓の練習場としていた場所でもありました。今回、約150年振りに庭園で弓道の演武が行われます。ぜひ旧益習館庭園で桃の節句をお楽しみください」とコメントしています。
<記者のひとこと>
巨石庭園の眺めには驚く人も多いはず。初春の一日、感覚を解き放して雅な雰囲気のひな祭りが楽しめますよ。
日時
2024年3月3日(日)
10:00~16:00
場所
国指定名勝 旧益習館庭園
(洲本市山手3丁目地内)
問い合わせ
洲本市教育委員会 生涯学習課
文化振興係
TEL 0799-24-7632