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県高校駅伝競走大会 男子 追走及ばず藤蔭が3年連続準優勝 【大分県】

オー!エス!OITA

写真/オー!エス!OITA SPORTS

男子第75回大分県高校駅伝競走大会

10月27日 国東市国東町駅伝コース

7区間 42.195km

2位 藤蔭 2時間16分06秒

 

 初優勝に向けて追走したが及ばなかった。憧れの都大路(全国高校駅伝競走大会)の出場を目指し、予選となる男子第75回大分県高校駅伝競走大会に参加した藤蔭。2区で佐伯俊徳(3年)が区間賞と奮闘したが、3年連続の準優勝に終わった。

 

 今大会に照準を合わせ、全選手が自己ベストで走れるように夏場の練習を見直した。朝練習を取り入れ、1カ月の走行距離は300kmから500kmまで増やした。河津卓哉監督は「練習していることに迷いがあると記録は伸びない。キャプテンを中心に、選手がミーティングをして、強くなりたいと意志を持って練習に取り組んでくれた」と明かす。

 

3年連続で2位でのフィニッシュとなった

 

 努力は裏切らなかった。走り込んだ距離は記録に直結し、大会の2週間前の記録会では、ほぼ全員が自己ベストを更新した。今大会では鬼門となる1区(10km)3区(8.1075km)、4区(8.0875km)の長距離区間で先頭を走る大分東明に差を広げられたが、河津監督は「最後まで諦めない走りを見せてくれた。持てる力を発揮してくれた」といたわった。

 

 キャプテンの大蔵一樹(3年)は「結果は悔しいが、全員が前向きに走ることができた。個人としては楽しむことができたし、九州大会に勢いをもたらす走りができた」と振り返る。本来は陸上トラック種目の3000m障害を専門とするが、仲間とタスキをつなぐ駅伝を、競技生活最後の大会と決めて臨んだ。九州高校駅伝は大学受験の日程と重なり出場できないが、「最高の走りをして、藤蔭の歴史を変える挑戦をしてほしい」と後輩への期待を口にした。

 

九州大会に勢いをもたらす走りができたと語った大蔵一樹

 

 

(柚野真也)

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