夏の入浴は「不感温度」がおすすめ!健康だけでなく節約に繋がるメリットとは
ついついシャワーで済ませてしまいがちな夏のお風呂タイム。浴槽にお湯をためるより節約できるような気もしますすが、お風呂が節約できるケースも。夏のお風呂タイムにおすすめの、副交感神経を優位にすることで健康になれる上に節約にも効果がある「不感温度」についてご紹介します。
夏の入浴はお風呂とシャワー、どっちがいいの?
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厳しい暑さが続く夏には、冷房を効かせた室内と屋外との激しい気温差により体力が消耗され、自律神経も乱れがちに。また長時間冷房の効いた部屋にいると、気がつかないうちにすっかり身体が冷えてしまうこともあります。
この状態が続くと、さまざまな体調不良を引き起こす要因にもなりえます。
自律神経の乱れや冷え性の改善のためには、栄養バランスの良い食事や質の良い睡眠・適度な運動などの対策が挙げられますが、入浴もそのひとつ。
夏の入浴はお湯をためずにシャワーで済ませるのが習慣になっている方も多いかもしれません。しかし夏でもお風呂に入ることには、多くのメリットがあるのです。
例として、
・温熱や水圧の効果で冷えやむくみを取る
・発汗することで体温の調節機能を整える
・一時的に体温を上げることにより、その後の体温の下降が深い睡眠へと誘う
など。またお風呂に入ることは健康のためだけではなく、節約にも役立つ場合があります。
2人以上ならシャワーよりお風呂が節約になる⁉
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なんとなく、シャワーの方がお湯を溜めて湯舟に浸かるより経済的だと思っていませんか?
調べてみると、一般的な浴槽にお湯をためる場合、必要な水の量は約180~200L。シャワーは、1分間約10Lを15分使用するとして約150L必要に。
確かに1人で使用するなら、同じ温度で給湯した場合、ガス代も水道代もシャワーの方が安くなる計算です。
ただ2人以上だと、浴槽にお湯をためた方が水量の節約になります。シャワーを併用するとしても、入浴の効果までプラスすれば、ちゃんとお風呂に入った方が結局はお得といえそうです。
それに、浴槽にためるお湯は、夏は温度を下げることでかなり節約に。
例えば、30℃の水から40℃と36℃の給湯を行った場合では、単純に計算して都市ガスでは1回10.8円、プロパンガスでは18円もの違いがあります。
(水200L、熱効率90%、都市ガスの単価:1=150円・発熱量:1=1万kcal、プロパンガスの単価:1=500円・発熱量:1=2万kcal、として試算)
しかも低温のお湯には、節約以外にもメリットがあるのです。
夏場の入浴は「不感温度」がおすすめの理由
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入浴はリラクゼーションにも最適ですが、お風呂の温度を低めの35~37℃にすれば、さらにリラックス効果が高まるそう。この、ほぼ体温と同じ温度のことを「不感温度」と呼びます。
不感温度での入浴(不感温浴)は、体内のエネルギー消費を抑え、血圧や呼吸・脈拍にあまり影響を与えません。副交感神経が優位に立つため、脳を含めた全身がリラックスできるといわれています。暑い夏でも不感温度のお湯にゆっくりと入ることで、しっかりリフレッシュできそうですね。
最近は、湯上りが爽快になるようなクールタイプの入浴剤が市販されているので、それらも有効に活用しましょう。
夏のお風呂、その他の節約方法は?
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不感温度での入浴に加えて、さらなる節約のポイントはシャワー。シャワーの使い方を工夫するだけで、ずいぶん光熱費が抑えられます。
まず身体を洗うときには、浴槽にためたお湯を使用するなどしてシャワーの使用頻度を減らすこと。そして最もおすすめなのは、「節水シャワーヘッド」に交換することです。
交換後は約40~60%も節水できるため、節約効果抜群。最近では、水圧の感覚もほぼ変わらなかったり、肌を保湿してくれるなどのプラスアルファ効果が期待できるものもあります。
夏の不感温度での入浴は、冬のように保温を気にしなくてもよいので節約に向いています。お財布に優しく健康にもうれしい夏の入浴タイム、ぜひ今日から楽しんでみてはいかがでしょうか。