指揮者・沖澤のどか率いるサイトウ・キネン・オーケストラ、『2024年セイジ・オザワ 松本フェスティバル(OMF)』のライブ録音をリリース
指揮者、小澤征爾が総監督を務めるオーケストラ、サイトウ・キネン・オーケストラの結成40周年を記念し、2024年『セイジ・オザワ 松本フェスティバル(OMF)』でのコンサート・プログラムを集めたライブ録音『ブラームス:交響曲第1番・第2番 他』が12月18日(水)にリリースされることが決定した。
小澤征爾が自ら内容を決定した最後の回となった2024年のOMFには、フェスティバルとして史上初めて首席客演指揮者に指名されたブザンソン国際指揮者コンクールの優勝者、沖澤のどかが舞台に立った。今作『ブラームス:交響曲第1番&第2番他』は、沖澤のどかの首席客演指揮者就任披露となったプログラムを含むライブ録音を収録している。サイトウ・キネン・オーケストラが結成初期の海外ツアーで取り上げた中心的なレパートリー、ブラームスの交響曲第1番と第2番をメイン曲に、カップリング曲としてリヒャルト・シュトラウス作曲交響詩《ドン・ファン》を収録している。
偉大な教育者であり桐朋学園創設者のひとりである、故齋藤秀雄の没後10年となる1984年に、弟子の小澤征爾の発案により、師の名前を冠して結成されたサイトウ・キネン・オーケストラ(SKO)。1992年に長野県松本市をSKOの本拠地とした『セイジ・オザワ 松本フェスティバル』(旧サイトウ・キネン・フェスティバル松本)が開幕され、以降、毎年世界から注目されるオペラ公演やコンサート公演を開催している。さらに、小澤征爾とサイトウ・キネン・オーケストラは今まで数多くのレコーディングを行っており、2016年にはデッカ・クラシックスよりリリースされたアルバム『ラヴェル:歌劇《こどもと魔法》』では第58回グラミー賞最優秀オペラ録音賞を受賞。2024年5月には、小澤征爾の盟友である、指揮者/作曲家のジョン・ウィリアムズがタクトを振った東京公演のライヴ録音もリリースしている。