八嶋智人さんと、ハイアット リージェンシー東京ベイで優雅な夕暮れ時を。
昼から夜へと生まれ変わる夕暮れのひと時……Magic Hour。そして、海と緑に囲まれた癒しのリゾートホテルの優雅なリラックス空間で、素敵な景色と音楽を楽しみながら、幅広いジャンルのお客様を迎え、さまざまな話題でトークする番組。
今月のゲストは、俳優の 八嶋智人さん!
最上階10階にある 『エグゼクティブ オーシャンビュー テラス スイート 1007号室』で
東京湾を眺めながら、お話伺います。
八嶋:こんばんは、八嶋智人です(イケボ)
要:え!かっこいい!二枚目俳優みたいだ!
八嶋・要・近藤:あはははは(笑)
八嶋:いや~!二人がかっこよく始まったから!お部屋も素敵だし!
要:二枚目出ちゃう感じですね!
八嶋:出ちゃいますね~本来の自分がね~(笑)
同じ作品に出た事や、スタジオですれ違う事、お店でばったりとあったこともある気がする!という要潤と八嶋さん。
今月は、4週にわたって、八嶋さんを掘り下げていきます!
イメージは“修行僧”
要潤は八嶋さんの奥様、宮下今日子さんとも舞台で共演経験が!
八嶋:終わったらね要ロスだって。あと面白い写真をいっぱい見ましたよ。舞台袖で、布団みたいな衣装を着て、ずっと静かに出番を待っている姿とか、公演が始まる前に、モニターみたいなところに映る、物販コーナーや受付をずっとチェックしているっていう。
要:あははは(笑)
八嶋:なんかね、僕の中での要潤のイメージは“修行僧”かな
要:修行僧??
八嶋:僕みたいに、テンションがバーっち上がったりしない、常に穏やか。うらやましいと思いますよ!人見知りを許されていませんか…!?
要:許されますかね??自分の中ではちょっとコミュ力高めに距離を詰めていきたいんですけど、言葉がそんなに上手くないので、何喋ればいいんだろうって、いつも一瞬考えちゃいます。
八嶋:え、なんか小栗旬くんかな?本当に理想像だって。あんな静かにいるのに仕事が絶えない存在感!
要:え?
八嶋:やっぱりみんな、ポンとそこにただ居るってのは怖いんですよ。だけどやっぱ要潤さんは、ポンとそこにいる感じがするから。
『俺は役者だ!』って言えば役者
八嶋さん、学生時代に劇団「カムカムミニキーナを旗揚げ、今年で35周年になります。
もともと役者になりたかったという八嶋さん。幼い時から、人前に出るのが大好きだったそう。
八嶋:小劇場ブームバンドブームってのが80年代にやってくるんですね、バンドもやっていたけど、テクニカルな事が多いじゃないですか。でも当時小劇場が出て来た時『俺は役者だ!』って言えば、役者だなって(笑)
要:自分で言えば役者ですもんね!(笑)
とにかく上京したかったという八嶋さんは、なんとか親を説得し、早稲田大学演劇倶楽部に入ります。
八嶋:早稲田大学演劇研究会っていう、とても有名なところがあるんですけど、そこの練習が辛くて、辞めた人達が作ったちょっとぬるいサークルが早稲田大学演劇倶楽部っていう(笑)そこから旗揚げしたのが『カムカムミニキーナ』ですね。
近藤:あ!今日Tシャツ着ていらっしゃる!
要:すごい、QRコードが!
八嶋:ここを読み取ると、劇団のHPにね(笑)
要:QRコードだけ、ジャケットの上から見えていて、なんだろうな?って(笑)
八嶋:ちょうど、ジャケット着ても見える位置にデザインして(笑)
ご夫婦で、演技を観あうことはある?
八嶋さん、昨年放送されていたドラマ『不適切にもほどがある!』に劇団カムカムミニキーナの八嶋さん本人役として、出演。また奥様の宮下今日子さんも、第八話に…!
ご夫婦で同じ作品に出演されていました!
八嶋:えーご覧になった方はわかるかと思うんですけど、ぐいぐい詰めていく女性の役をうちの妻がやっています。あれが家にいます…!
近藤:奥さまと八嶋さんってお互いに別の作品でていたら、チェックってするんですか?
八嶋:舞台はします、妻はよく初日やゲネプロに見に来て欲しいって言いますね、どう思うか感想を言って欲しいって言われて。向こうも僕の舞台を見に来て、散々駄目だしとかされますけど、、、まあ、僕はあまりダメ出しは許されないといいますか、、、(笑)
要:え??(笑)
八嶋:いいところを言いなさいと、、ダメ出しをすると『そんなことはわかってる!』って言うから、それでリビングで機嫌が悪くなられても、あれなのでね(笑)
要・近藤:あはははは(笑)
八嶋:あそこすごい良かったから、その延長で一気にやってしまってもいいんじゃない?とか、テクニカルな事を言いますね(笑)あ、(要潤と共演の際には)楽しそうにカラオケをしている動画とかも、送られてきましたよ!(笑)
はじまりはファミレスの店員⁉
八嶋さん、これまで映像、舞台とさまざまな作品にご出演されてきましたが、そのなかでも、忘れられない作品を伺ったところ、、、映像作品では田村正和さん主演、三谷幸喜さん脚本の『古畑任三郎』だそう!八嶋さんが最初に演じたのはファミレスの店員役でした。
八嶋:一言程度しかセリフの無いみたいな役だったんですけど、1日撮影して、2日目は僕が田村さんに声をかけるシーンがあって、僕なりに一生懸命それをやったら『うーん、彼はだれなの?』って!
要・近藤:あはははは(笑)
八嶋:もちろん挨拶しましたよ!顔合わせの時も、スタジオ入りの時も!で、もう一回挨拶に行って、、、
要:もう一度改めて!
八嶋:そっから何か一回きりの役だと思ってたら度々出演するようになり、花田という役名ももらって、、、最初役名無かったんですよ!なんなら役名は持ち道具スタッフさんがつけてくれたんですよ。
要:えぇ?!
八嶋:ファミレスの店員で、名札をつけなくちゃいけないから!その名札をみて、三谷さんが次から“花田”って(笑)
要・近藤:あははは(笑)
近藤:そっち側が先なんですね!?
八嶋:でもやっぱり、それが本当にご縁で数回田村正和さんと共演させてもらって。それで別作品なんですけど、田村さんが引退をお決めになった『眠狂四郎 The Final』っていう作品では、田村さんが演じる役が寡黙なので、彼を説明する役を、ご指名いただきました、、、!
要:すごい…!
八嶋:すっごくうれしかったですね。
(TBSラジオ『要 潤のMagic Hour』より抜粋)