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「全員で点を取って、全員で守る、そういうチームを作りたい」TUBC橋爪純HCが思い描くプレーオフへの道!〈独占インタビュー第2回〉【バスケ/Bリーグ】

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「全員で点を取って、全員で守る、そういうチームを作りたい」TUBC橋爪純HCが思い描くプレーオフへの道!〈独占インタビュー第2回〉【バスケ/Bリーグ】

シーズンを戦う上で、ここが「踏ん張り時」。目標はプレーオフでの勝利!

国内プロバスケットボールリーグ・BリーグのB3で今シーズン、好調をキープしているのが参戦3年目を迎えている東京ユナイテッドバスケットボールクラブ(以下TUBC)だ。30試合を消化した時点で24勝6敗、勝率.800という数字を残し、プレーオフ圏内のリーグ3位。クラブ史上初のB3優勝、B2昇格へ向けて過去最高と言っていい前半戦を過ごした。今回、『ラブすぽ』ではそんな好調TUBCを指揮する橋爪純ヘッドコーチに直撃インタビュー! ここまでの戦いぶりからシーズン終盤への意気込みを聞いた!
全2回の第2回】

――『ラブすぽ』では開幕前に橋爪HCにお話を伺って、そのあと主力選手にもインタビューを継続しているのですが、多くの選手から「外国籍選手も含めてこんなに走るチームは初めてだ」という声が聞かれました。橋爪さん自身、そこは意識されている?

橋爪 正直、あまり意識はしていないです(笑)。ただ、過去に熊本や富山などで指導をしてきた中で、どのチームもかなりハードに動くバスケをやってきたのは事実です。そのころと比較しても別に練習の強度は落としていないつもりですし、やはりシーズン中もしっかりと練習を重ねていかないといけない。土日の試合にだけ合わせて調整しても上手くはいかないですし、そこも含めたマネジメントがコーチの役割だと思っています。
もちろん、リカバリーも大切です。試合に照準を合わせるのは大前提ですが、そこに至るまでのプロセスをどうするか。そこは気をつかっている部分ですね。今のチームは若い選手が多いですし、そのぶん「頑張れる」選手を集めているつもりでもある。選手個々が今だけでなくこれから先を見据えて「もっと上手くなりたい」「もっと上でやりたい」と思えているからこそ、試合だけじゃなくて練習もハードにやれるし、それを求めることもできる。もちろん、選手だけでなくコーチとして自分自身もステップアップしていかなければいけないと感じています。

――B3という舞台で戦う上で、そういった「上を見る」姿勢や力は必要ですか?

橋爪 そういうモノは持っていなければいけないと思いますし、求めたいですね。たとえば、外国籍選手頼みというか、とにかく外国籍の選手にボールを集めるといったチームも、中にはあると思います。もちろん、それでチームとしての結果は出るかもしれないけど、選手個人としてはどうなんだろうと思いますし、僕から見ても「面白くない」ですよね。TUBCでは、なるべく全員がボールを触る。ばらつきはありますけど、全員がスコアできるチーム作りを目指しています。選手個々の特性、さらにはチームケミストリーの部分も含めて、全員で点を取って、全員で守る。そういうチームを作っていきたいんです。

――そういった橋爪さんがやりたいバスケを、今のTUBCは体現できていますか?

橋爪 ある程度はやれていると思います。今シーズンはまずはディフェンスにフォーカスしているんですけど、その中でも後半戦は少しずつやれているのかなと。前半戦の経験で、各チームがどんなディフェンスをしてくるのかもある程度把握できましたし、そこへのアジャストも、まだまだ試しながらの部分はありますけど、今のところはしっかりやれていると思います。

――開幕前にお話を伺ったときも、「最終的にプレーオフを勝てるチームにならなければいけない」と仰っていましたが、シーズン終盤、その先のプレーオフに向けてチームの状態はさらに上向くと考えていいですか?

橋爪 残り3カ月くらいの戦いですけど、おそらく肉体的にも精神的にも、今が一番しんどい時期だと思います。先ほども言ったように、シーズン中でもかなりハードなトレーニングをしているので。ただ、これが終盤になって、相手にも疲労がたまってきたとき、絶対に成果として現れるはずです。今はメンバーも少ない中でやっているのでキツいと思うんですけど、「今は我慢してくれ」という思いでやっています。

――その「我慢」がこの先、必ず報われる。

橋爪 シーズン終盤になって、もし早い段階でプレーオフを決めることができれば、ゴールが見えてくるので精神的にも肉体的にも少しは楽になると思います。今はまだ、ゴールが見えていない時期だけど、疲労だけが蓄積されている状態なので。「踏ん張りどき」ですし、そのあたりはミーティングでも話をしますし、このチームはプレーオフを勝った経験がないので、そこも含めて選手とはいろいろな話をしています。若い選手が多いので、一度崩れたときの不安もありますが、特に今シーズンはビハインドがあっても逆転できている試合が多いので、そこは自信になっていると思います。「勢い」という意味で若さが逆に強みになればなと。ヘッドコーチとしては、もう少し前半から安心して見られる試合も増やしたいんですけどね(笑)。

――ありがとうございます。シーズン終盤、プレーオフの戦いも楽しみにしています!

写真・TUBC提供
文・花田 雪

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