島での子育て事情=はじめに=【えらいこっちゃ!育児生活#92】
妊娠はうれしいし、育児も楽しい、でもやっぱり大変すぎる…。そんな多くのママやパパの声をうけ、たまひよでは「#チーム出産育児」をテーマにさまざまな記事をお届けしています。チームは家族にとどまらず、地域、社会。役立つモノだってなんだって。今回はたまひよで連載をしてくださっているまつざきしおりさんによる#チーム出産育児のエピソードです。瀬戸内海の小さな島、直島に住みつつ
現在6歳の娘の母さんをしています。
まつざきしおりです。
2011年に直島に移住し、島っ子の娘は今年小学生になりました。
島暮らし漫画も描いていることもあり、
島移住や島暮らしの相談を受けることがあるのですが、
その中でも、島での子育て環境について聞かれることも多いです。
今回から、そういった子育てに関して色々とお話できればと思います。
島暮らし、というと子どもがほとんどいないのでは?と聞かれることもあるのですが、
私の住んでいる直島は、1学年20人ほどで、小学校も全校合わせて120人くらいいます。
直島はアートの島として近年観光地としての印象が強いですが、
100年以上続く三菱マテリアルの大きな会社があり、
島民の約8割は三菱マテリアルやその関連会社で働いています。
人口も3000人と割と多い印象ではありますが、
これでもピーク時の5000人に比べると減少の傾向にあります。
クラスは1学年1クラスで、クラス替えはないので、
幼なじみがたくさんいるような感じです。
小さい頃からずっと一緒、ということは島外からの移住者はアウェイなのかと言ったら、
そんなことはないです。
三菱マテリアル関係で昔から転勤族が多く、外から来る人も珍しくないので、
すんなり馴染むことができます。
島民の元々の性格もあるのか、人当たりが良くて親切な人も多いです。
(「直島」の名前の由来も、「素直な島民性」というところから付けられたといいます。)
子ども達も素直で、また上の学年の子が下の学年の子の面倒をよく見てくれるので、
島全体で子育てしているような雰囲気です。
近年は転勤族だけでなく、直島に移住してくる家族も増えてきているので、
島暮らしの悩みなどもあれば、相談することもできます。
と、こんな感じの直島での暮らしですが、
もちろん良いところ、悪いところ両方あります。
島での子育てだけでなく、島暮らしの基本的な情報もこれから少しお話ししていければと思います。
導入部分ということもあり、いつもに比べて少し真面目な雰囲気でお話してしまいましたが、島暮らしや地方移住を検討されている方の参考に少しでもなればと思います。
どうぞよろしくお願いいたします。
【まつざきしおり】
瀬戸内海の小さな島、直島に移住。
現在は漫画を描きながら、6歳の娘みーたんを子育て中。
インスタグラムにて、そんな娘とのゆるい日々を漫画で公開中。
◆コミックエッセイ
「みーたん!」(文友舎)
「直島古民家シェア暮らし」(KADOKAWA)
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◆島暮らし漫画ブログ
「なおしまぐらし=瀬戸内海のちいさな島移住まんが=」
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「こめにゃん」