岡崎朋美「やってみないと分からない」 働くママさん達に勇気を与える力強い言葉
メインパーソナリティの佐藤隆太さんと佐々木舞音アナウンサーの2人でお送りする番組。
個性豊かな様々なジャンルのゲストをお迎えして、幼少期のターニングポイントや やる気スイッチが入った瞬間を深堀りしていきます。
11月4日(月)放送のゲストには、先週に引き続きスピードスケート元日本代表の岡崎朋美さんが登場。お子さんとのお時間やかかわり方、ママさんアスリートになった当時の背景などを伺いました。
佐藤:もう先週はねたっぷりスケートを始められたきっかけから、オリンピック出場に至るまでのお話伺いましたけども。
岡崎:岡崎さんはお母様でもね、ありますもんね。
佐藤:もう何歳になります?
岡崎:もう中2です。
中学2年生の子供と一緒にアイドルのライブへ!しかし、子供の推し活の悩みゆえの「策略」だった?
佐藤:お子さんは今何かに夢中になってらっしゃるんですか。
岡崎:なんか、推し活…?
佐藤:はいはい!みんなそうですよね!何を推してらっしゃるんですか?
岡崎:韓国のアイドル?好きみたいですね。
佐藤:好きですよね~今みんな。お休みの日はライブに行ったりとかもされて?
岡崎:ライブで外に出ることもあるんですけど、それで「行きたい」とは言っても、ライブもお金かかるじゃないですか。「誰が稼いでるんだ」って感じですよね。(笑)でもやっぱりちょっと勉強もしなきゃならなきゃと思って1、2回ほど行きました。
佐藤:岡崎さん自身はどうですか?
岡崎:ノリノリでした。
佐々木:一緒に楽しみ始めたんですね!推し活には、親の協力が必要ですからね。私も母親を巻き込みましたよ!中学生高校生の頃は。
佐藤:へ~、舞音ちゃんもそういう時期があったんですね!
佐々木:私、当時AKB48とか大好きだったので、グッズが欲しいってなって。でもお小遣いは少ないから「そっか!母も好きになってくれれば一緒に買ってくれるんじゃないか」って思って布教活動してました!
岡崎:そうか、その手だったのか!それで色々見せてくれたのか…。
佐々木:娘さんの考えた戦術ですから!ハマってあげてください!
佐藤:でも、それはそれでいい時間ですよね。なんか一緒に同じものを好きになるっていうのはね。
出産後にオリンピックを目指し競技復帰!当時はママさんアスリートとして声を上げ続ける毎日
佐々木:バンクーバーオリンピックの後に妊娠、そして出産をされてまたソチオリンピックを目指して競技に戻ってこられたっていう経緯があるじゃないですか。
佐藤:すごいですよね。そのとき失礼ですけど、年齢はおいくつだったんですか?
岡崎:そのときは38(歳)とかだったと思います。
佐藤:それは、元々復帰されたいって思いがあったんですか?
岡崎:やっぱり女性は出産すると蓄えるじゃないですか、脂肪を。そこからまた“超アスリート”になる体に戻すのは、どうやったら戻れるんだろうっていう、なんか、興味?で。
佐々木:すごい!!
佐藤:それって、すごく難しいですよね、きっと。
岡崎:そうですね、体質にもよるとは思うんですけど、いい筋肉っていうのがなかなか付かないんですよ。柔らかい筋肉で、もうちょっとハリのある筋肉を作りたかったんですけど、付けようと思ってもなかなか時間がかかり過ぎちゃって。
佐藤:以前のようにはいかなかったんですか。
岡崎:そうですね。でもやってみないとわかんないことがたくさんあるので、ちょっと自分の体でちょっと体験したいなっていうのがあって。
佐々木:挑戦する姿勢というのが、勇気を与えてくれますよね!
佐藤:やっぱり今お話伺って、その理由がやっぱり自分が想像するとちょっと違って。やってみないと本当わかんないから興味がある、っていうところが面白い入口だなと思いました。
岡崎:あの時はママさんアスリートのサポート体制がしっかりしてなかったもんですから。「なんかこれじゃ駄目だよな」って思って、やりたいのにやれないっていうのはちょっとよくないなと思ったので、ちょっとそこから少しずつね、声を上げていって、今はもう施設とかも充実し始めてますよね。
佐藤:そういう点でもパイオニアですよね!僕たちなんかも、挑戦される岡崎さんの姿に勇気付けられる思いがあったし、特にやっぱり女性はね、子育てされてるママたちもすごく良い影響を受けたんじゃないかなと思いますね。
佐々木:「諦めなくていいんだ」って思えるんだって、そう思えるだけでもすごく嬉しいですもんね。
岡崎:もし何か問題があれば、声を上げて「助けて」っていうのもアリだと思うんで。仕事をやめる必要はないと私は思います。
佐々木:力強い言葉です!
(TBSラジオ『やる気スイッチラヂオ アストルム』より抜粋)