後半一時逆転も新シーズンは黒星スタート、三重ホンダヒート、勝利への気迫見せる
NTTジャパンラグビーリーグワン(ディビジョン1)の開幕戦になった12月13日、三重ホンダヒートはトヨタヴェルブリッツと豊田スタジアムで対戦し、44対33で黒星スタートとなった。後半に適地での一時逆転も見せたほか、合計5トライを奪うなどトップチームに通用する攻撃力も見せ、今シーズンの戦いに期待を抱かせる内容も見せた。
前半はトヨタヴェルブリッツに先制トライを許すも、すぐにベン・ポルトリッジが相手ディフェンスを振り切ってトライ。同点に追いついた。その後、PGと2つのトライを立て続けに奪われ、23対12で折り返した。
後半、フランコ・モスタートがゴール前の攻防からトライラインを越え、コンバージョンも決まり、23対19と4点差に詰め、FWのメンバーを一気に変更した狙いが的中し、岡野喬吾のトライなどで23対26と逆転に成功した。
しかし、ここからトヨタヴェルブリッツが猛反撃。立て続けにトライを奪われ、44対26と突き放された。終了間際、山下楽平のトライなどで44対33とし、勝利をあきらめない気迫も見せた。
キアラン・クローリーHCは「細かい精度の部分で点差を離されてしまった。後半、追い上げもでき、ポジティブなところもあった」などと話した。ゲームキャプテンのパブロ・マテーラ選手は「ゴール前まで攻め込み、勝つチャンスをいくつも作ることはできたが、最後にスコアすることができなかった。まだ初戦なので、ここから成長し続けるだけです」と話していた。