座間市 相模原と連携強化 首長懇定期開催へ
座間市の佐藤弥斗市長と相模原市の木村賢太郎市長が23日、相模原市役所で、両市の現状や将来について意見を交わした。「相模原市・座間市首長懇談会」として今後、定期的に両市長が懇談する場を設けることで一致した。両市長が、連携協力による地域課題の解決を目的に直接意見を交わす場はこれまでなかったという。
座間市によると昨年夏のキャンプ座間の催しで両市長が懇談会開催について意見を交わしたという。その後、両市の事務レベルで調整が進みこの日の懇談となった。
将来に向けて、子育てや生活がしやすい環境づくりや広域的な視点を持った街づくりの重要性について確認した。
今後は、両市が隣接する小田急線沿線を念頭に、公共施設の利用促進や各市で行っている行政サービスを維持、継続していくために考えられることなどを分野ごとに共同で調査・研究を行いながら両市の連携を深めていくという。
座間市の佐藤市長は、「相模原市とは、現在、横浜地方裁判所相模原支部に合議制等の実施を求めている。今後もさらに交流を深め両市の市民に有意義な連携を模索したい」とコメントした。
市境は約6キロ
相模原市と座間市は、小田急線「小田急相模原駅」と「相武台前駅」の北側で隣接している。市境はキャンプ座間を横断し、JR相模線「相武台下」と「入谷」の間から相模川左岸まで約6キロに至る。相模原市の人口は約71万7千人、座間市は約13万1千人。