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【鎌倉 イベントレポ】おてら食堂@安国論寺‐自然豊かなお寺で食を介して地域とつながる

湘南人

画像出典:湘南人

おてら食堂は鎌倉市大町にある安国論寺で毎月第1日曜日12時半から開かれているみんなの地域食堂です。事前予約制で、誰でも参加できます(参加費:中学生以下無料、大人は500円)

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緑豊かな安国論寺に多世代が集う

5月のおてら食堂に伺いました。安国論寺の入口そばの受付でおてら食堂の利用であることを告げて中に入ります。おてら食堂利用の場合、拝観料はかかりません。

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本堂右手側にある「おてら食堂」の看板に沿って進んだ先にある観音堂が会場になります。

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中に入ると子どもから高齢者までたくさんの人が集っていました。今回は大人45名、子ども13名の計58名の方が参加されているそうです。

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おてら食堂は住職の平井さんのお話から始まります。

ちょうど「こどもの日」の前日ということもあり、〇〇の日といった記念日を節目として、自分たちの今やこれからを考えるきっかけにして欲しいというお話がありました。

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また、今日の食材の一部がフェアトレードのものを使っていることから、フェアトレードの大切さについてのお話も鎌倉エシカルラボの澤渡さんからありました。

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食を通じて、こういった情報に触れられるのは、子どもだけでなく、大人にとっても良い機会だなと感じました。

今月のメニューはオムライス。副菜やデザートも

メニューに使われている食材はいろいろな方からの寄付でまかなわれており、今回は檀家さんから立派なキャベツもいただいたそうです。先ほど話に出たフェアトレードの白ゴマ、ターメリック、コショウも使われています。

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いろどりもきれいで、野菜も新鮮でとてもおいしかったです。

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脇に添えられていたおむすびは、安国論寺に伝わる由緒ある「御難おむすび」を現代に復刻したレシピで、学童保育施設「晴れ間」に通う子どもたちが毎月おてら食堂のために作ってくれているそうです。難をよける厄除けおむすびとして人気です。

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食事の終わりには、食材を提供してくれた人、料理を作ってくれた人への感謝を込めて、みんなで「ご馳走様(ごちそうさま)」と手を合わせました。

参加するだけでも活動の応援に

おてら食堂に参加してくれるだけでも活動の応援になる、と主催者のふらっとカフェ代表の渡邉さんは言います。

みんなにおてら食堂に来てほしい、ここが地域のつながりや交流の場となり、子どもや高齢者が孤立しないようにしていきたいと話されていました。

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同じテーブルの高齢者の方が、「地域包括支援センターの人に勧められてここに来てみた。また来月も来るよ」と笑顔で帰られていたのが印象的でした。

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自然あふれるお寺の緑に癒やされ、地域に住む人と一緒にご飯を食べながらゆるやかに過ごすおてら食堂。

私は少し離れたところに住んでいますが、またここに来たいな、お話しした人たちと会いたいなと思いました。

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現在、鎌倉市内には20カ所以上の「みんたべ(=みんなで食べる)食堂」と呼ばれる地域食堂やこども食堂があり、鎌倉市のホームページに開催場所・時間が掲載されています。

あなたも自分の家の近くの「みんたべ食堂」に訪れてみませんか?

おてら食堂@安国論寺

開催日時

2025年5月4日 12:30〜13:30

※毎月第1日曜日に開催

※事前予約制のため 0467-40-4434(地域包括支援センター鎌倉きしろ)までご予約下さい

開催場所

安国論寺

住所:鎌倉市大町4-4-18
※JR鎌倉駅京急バス「名越」下車徒歩3分

駐車場:なし

参加費

こども(中学生以下)無料

大人 500円

共催

一般社団法人ふらっとカフェ鎌倉/ 安国論寺/ 社会福祉法人きしろ社会事業会

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