「SHOGUN 将軍」シーズン2、日本ロケ撮影に向け調整中 ─ 「せめて少しでも日本で」と真田広之
米テレビ界の最高栄誉エミー賞で歴代最多となる18冠の快挙を成し遂げたドラマは現在、シーズン2に向けて準備中だ。戦国時代の日本を舞台にした時代劇ドラマでありながら、シーズン1は全編が海外(カナダ・バンクーバー)で撮影された。
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更新が決まったシーズン2では、少なくとも一部を日本で撮影できるよう、調整が行われている。主演とプロデューサーを兼任する真田広之が米に明かした。
「シーズン1の一部は日本で撮影する計画だったのですが、パンデミックのために断念していました。現在、もし可能であればシーズン2の一部は日本で撮影できないかと、話し合っているところです」と真田。日本での撮影量が「何パーセントかはわかりません」としながらも、「頑張っているところです」と話している。「せめて日本で少しでも撮影できればと思っています」。
日本でのロケ撮影の場合、関係各所への調整フローが煩雑であるなどの理由で、実施が極めて難しいと言われているが、「SHOGUN 将軍」の場合は別の理由もある。「日本では、現代的な建物が視界に映り込まない大規模な場所を探すのが難しいんです」と真田。「今作は時代劇ですから、大変なんです」。
実際、海外作品の日本ロケ撮影の事例は増えている。「TOKYO VICE」などが実施に成功したほか、ブレンダン・フレイザー主演『Rental Family(原題)も日本でロケ撮影を行う。
まして「SHOGUN 将軍」は、エミー賞の歴史を塗り替えた世界的人気作。劇中に日本の地が登場すれば、フィルムツーリズムとしても大いに貢献するはず。都市部は難しくとも、地方にとっては強力な観光資源となるはずだ。
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