ジム・キャリー、『グリンチ』再演したい「今はモーションキャプチャーで自由にできる」
クリスマス映画『グリンチ』(2000)で主演を務めたジム・キャリーが、グリンチ役の再演に意欲を見せている。ただし、とある条件をクリアできるなら……。
ジム・キャリー主演、ロン・ハワード監督による『グリンチ』は、ドクター・スースによる絵本『いじわるグリンチのクリスマス』の実写映画版。洞窟で孤独に暮らすひねくれ者のグリンチが、クリスマスを愛するフーヴィルの町に住む人々からクリスマスを盗む様を描いた物語で、キャリーは全身緑の毛で覆われたグリンチを演じるため、長時間にわたる特殊メイクを施しスーツも着用。完成度の高さから、アカデミー賞でメイクアップ賞を受賞した。
このたび、米から再演したいキャラクターを聞かれたキャリーは、「グリンチを上手くやれたら」と回答。「当時、僕は大がかりなメイクでほとんど呼吸もできなかった。本当に耐えがたいプロセスでしたよ。ずっと子どもたちのことを考えていました。“子どもたちのためだ、子どもたちのためだ、子どもたちのためだ” って」と振り返りつつ、「今ではモーションキャプチャーなどの技術で、もっと自由に色々できるようになった。この世界ではなんでもできますから」と前向きに語った。
ドクター・スースの原作絵本は、キャリー主演の実写映画版以外にも、1966年のテレビスペシャル版や、2018年のベネディクト・カンバーバッチ主演によるアニメーション映画版など何度も映像化されてきた。実写版『グリンチ』の続編が実現すれば、現代の技術を駆使し、当時のような負担は軽減されるかもしれない。
しかしながら『グリンチ』の映画化には厳しい条件がつきもので、クター・スースの遺産管理団体は、スタジオに高額な権利料や収益分配を求めたことで知られている。グリンチ役にも特定の体型・身長が求められ、候補として挙がった俳優の中からキャリーが抜擢された経緯がある。続編の実現には多くのハードルがありそうだが、キャリーが再演に前向きであることはファンにとって嬉しいニュースだ。
なお、キャリーは『ソニック・ザ・ムービー』シリーズ第3作『ソニック × シャドウ TOKYO MISSION』に再びドクター・ロボトニック役で出演。同作は2024年12月27日(金)に日本公開となる。
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