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【習志野市】「ひげのおじちゃん」に会いに行こう!オージーパパの英語絵本読み聞かせサークル

チイコミ!

【習志野市】「ひげのおじちゃん」に会いに行こう!オージーパパの英語絵本読み聞かせサークル

5周年を迎えた「LittleMonkeysBookClub」。

絵本を通して英語に親しみ、楽しく温かい交流を育むマットさん・優子さんご夫妻を取材しました。

英語絵本の楽しさ 気軽に触れてほしい

「緑豊かで公園も多い地域で子育てをしたくて、習志野市に移住しました」と話すマットさんと優子さん

早咲きの河津桜が風に舞う3月中旬、谷津コミュニティセンター内の和室には事前予約をした親子連れが集まりました。

マットさんが英語で歌う手遊びのリズムに合わせて体を動かしたり、絵本のストーリーや仕掛けに目を丸くしたり、笑い声を上げたり…。

にぎやかで楽しい時間が過ぎていきます。

気さくな笑顔で、英語を使って優しく語りかけるマットさんはオーストラリア出身、職業は元シェフで今は主夫。

「本場の寿司」を求めて9年前に来日した際に浅草で優子さんと出会い、結婚。

外国語大学を卒業し会社員として働く優子さんは、この絵本サークルを主宰する他、バイリンガルとして成長中の子どもたちの日常をSNSで発信するなど交流の輪を広げています。

幼少時から日本のアニメや特撮映画が好きと話すマットさん。日本語が上手ですが「漢字は難しい」と苦笑い
タイヤがくるくる回る仕掛けに夢中!「歩き回っても温かく見守ってくれる雰囲気がうれしい」と参加者の声

多様性に親しむ機会につなげていきたい

長女が誕生し、絵本を読み聞かせるマットさんを通して、英語絵本の面白さと奥深さを認識したと話す優子さん。

それは「受験勉強では知り得なかった世界」であり、「習得するべきツールとしてだけでなく、背景にある文化と密接に関わる、血の通った言語としての英語に出合い、味わう機会になると思う」と話します。

「英語が苦手な保護者の方にも楽しい時間になれば」と笑顔。

「近所のおじちゃん」という立ち位置でありたいとほほ笑むマットさんは海外出身者や英語に対する憧れや特別感は、時に差別につながると顔を曇らせ、「こうして身近に接する中で『案外普通だな』と感じてもらえたら」と思いを語ります。

「社会には日本語が流ちょうではない人もいると知ってほしいし、逆に自分の英語を過小評価しなくていい。みんなが住みやすい世の中になるといいなと思います」活動を始めて5年。

赤ちゃんの頃に参加していた子が通園する年齢になり、春休みなどに再訪してくれることがうれしい、と話してくれたお二人。

生き生きと笑みがこぼれる交流の輪は、伸びやかに育まれています。

Little Monkeys Book Club

場所/谷津コミュニティセンター
住所/千葉県習志野市谷津5-16-33
参加費/1回につき300円
   (親子1組・子ども2人まで。子ども3人以上の場合は500円)

問い合わせ
メール/little.monkeys.book.club@gmail.com
Instagram/@little.monkeys.book.club
※谷津コミュニティセンターへのお問い合わせはご遠慮ください。

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