【葵区・エソラコーヒー】おとなの隠れ家カフェが焼津から鷹匠へ移転オープン スイーツが進化
自家焙煎のコーヒーと心地よい空間で、焼津市で人気を集めてきたカフェ 「ESORA COFFEE(エソラコーヒー)」 が9月、静岡市葵区鷹匠に移転オープンしました。夫婦で営む店は、オープン5年目にして新たな一歩を踏み出しました。
【画像】記事中に掲載していない画像も! この記事のギャラリーページへ静岡市鷹匠に移転オープンした「エソラコーヒー」
静岡鉄道・新静岡駅から徒歩3分ほど。にぎやかな駅前から少し奥へ入ると、静かなエリアが広がります。
その一角に、2025年9月4日「エソラコーヒー」が移転オープンしました。
焼津市で4年間愛されてきた人気店で、今回が5年目の新たなスタート。街中にありながらも落ち着いた雰囲気が漂い、大人の隠れ家のような場所です。
焼津時代は倉庫をリノベーションした開放的な空間が魅力でしたが、移転先の鷹匠では古民家の良さを生かした和×北欧のデザインに一新。
店内は16席、外のテラス席は4席あり、テラスではワンちゃんと一緒に過ごすこともできます。
移転の背景と鷹匠という場所
移転理由は、焼津の店舗が取り壊し予定となったこと、そして「隠れ家」というコンセプトに合致する新しい場所を探していたこと。
自然豊かな土地も検討したそうですが、最終的に鷹匠の落ち着いた街の雰囲気が、店の世界観にぴったり合ったといいます。
「焼津時代は知る人ぞ知る奥まった立地でしたが、鷹匠では通りすがりの方が立ち寄ることもあり、驚いています」と店主の鳥居恭平さん・かん那さん夫婦。
移転によって新しいお客さんとの出会いも広がっています。
コーヒーへのこだわり
コーヒーは誰でも選びやすいよう、浅煎り・中煎り・深煎りをバランスよくそろえています。
「コーヒーが苦手な人には好きになってほしい。好きな人にはもっと好きになってほしい」という思いを込めて、焼津時代から続く週替わりメニューを継続。テイクアウトにも対応しています。
メニュー名に「軽め」「ちょうどいい」「重い」などと書かれているので、コーヒー初心者にもわかりやすい。
「【ちょうどいい】エチオピアヒルト・シャロ(700円)」は、爽やかな酸味と華やかな香りが広がる一杯。
軽やかで飲みやすく、スイーツとのバランスもちょうどよかったです。
新メニューの自家製チーズテリーヌ・ブリュレ
エソラコーヒーのメニューは、焼津時代から人気だったラインナップをベースにしながら、移転を機にさらに進化しています。なかでも大きな変化が、こだわりの自家製スイーツ。
数量限定の「チーズテリーヌ・ブリュレ(800円)」は、表面を香ばしく焦がし、パリッとしたキャラメル層としっとりなめらかなテリーヌの甘さが絶妙に重なります。
ひと口食べると、ほろ苦さと甘みのバランスが広がり、思わず笑みがこぼれるような上品な味わいに仕上がっています。
チーズテリーヌ・ブリュレは、これからは季節ごとに異なる限定メニューを展開予定。訪れるたびに新しい味に出会える楽しみが加わりました。
また、定番人気のワッフルはそのまま継続。今後はサンドイッチなど軽食メニューも登場予定です。
「塩キャラメルジェラート ワッフル添え(750円)」は、香ばしいワッフルの上に、塩キャラメルジェラートをのせた一皿。
ほんのり塩気が、キャラメルの甘さを引き立ててくれます。焼きたてのワッフルは外はカリッと、中はふんわり。甘すぎず、コーヒーとの相性もぴったりでした。
エソラコーヒーが愛され続ける理由
焼津時代は県内外から多くの人が訪れていました。なかでも、夫婦で来店するお客さんが多かったそうです。
ある時は、ひとりで来た20代のお客さんが両親にすすめ、親子2世代でファンになることも。
席の譲り合いや子供に優しい雰囲気など、「お客さん同士の優しい空気感」が訪れる人にとっての心地よさを深めています。
焼津から鷹匠へ。場所は変わっても、エソラコーヒーの「隠れ家」のような雰囲気と、人をつなぐあたたかさはそのまま。
新しい街で、また多くの人に愛される居場所となりそうです。
■店名 ESORA COFFEE
■住所 静岡市葵区鷹匠2-8-21
■営業時間 月~木・土11:00~19:00
日10:00~18:00
■定休 金
■駐車場 専用駐車場なし
自転車・バイクは店舗前に駐輪スペースあり
取材/くるみ