岩本蓮加(乃木坂46)、連ドラ初主演作『そんな家族なら捨てちゃえば?』放送/配信決定!「いろんな視点で新しい私を見ていただきたい」
岩本蓮加(乃木坂46)と竹財輝之介がW主演を務める『そんな家族なら捨てちゃえば?』が、7月18日(木)よりカンテレで放送後、毎週木曜24:30からDMM TVにて独占配信されることが決定した。
同作は、DMM TVと関西テレビ放送の“リベンジ(復讐)”をテーマとしたドラマ共同企画の第3弾。
“家中に貼られたテープを越えてはいけない”というルールによって家庭内で孤独な生活を強いられている男・篠谷令太郎と、複雑な“家族のクイズ”を解き明かそうとする娘・一花が家族の再生を目指す人間ドラマとなる。
原作は、芳文社のwebサイト『コミックトレイル』にて連載中の村山渉の同名コミックス。スキャンダラスなテーマと先が読めない展開がSNSを中心に話題を呼び、電子版を含む累計発行部数は100万部を突破している人気作。脚本は、『サンクチュアリ-聖域-』(Netflix)を手掛けたヒットメーカー・金沢知樹。ドラマでは、金沢によるオリジナルストーリーを多数盛り込んで展開していく。
同作が連ドラ初主演となる岩本蓮加(乃木坂46)と、大河ドラマ『鎌倉殿の13人』(NHK)などで知られる実力派俳優・竹財輝之助は今回が初共演で、いびつな家族の父娘役を務める。
岩本が演じるのは、物心がついたころから険悪な雰囲気の家庭で育ち、学校では周囲から浮いている内気な高校生・篠谷一花(しのや いちか)。趣味のクイズのように、なぜ母が家中にテープを張って父を無視するようになったのか、複雑な“家族のクイズ”を解きたいと願う。
岩本は、出演決定時の心境について“最初に主演のお話をいただいた時は、不安もありました。演技の経験が多いわけではないですし、主演となると覚えるセリフやシーンも多いので「大丈夫かな」と。でもすごく明るい現場で、楽しんで撮影しています。やわらかくいろんな表情をする一花をお届けできたらいいなと思います”と意気込む。さらに“実はオファーをいただく前に原作を読んだことがあって、家の中にテープが貼られている家庭という異様な感じにまず惹かれました。ドラマのお話をいただいて改めて漫画を読んで、それを踏まえた上で台本を読みました。ドラマだと一花が暗すぎず、やろうと決めたらすぐ行動に移すような天真爛漫な部分も持ってる子になっていて感情移入しやすいと思います”と明かした。また複雑な家庭で育ちクラスで浮いている女子高校生・一花の役作りについては“高校生という思春期に、一花は家族の問題に直面します。少しの変化が大きな刺激になってしまう繊細な部分や、同級生の光と出会って一緒にクイズ形式で謎を解いていく、つらいけどちょっと楽しんでもいるところが表現できたらいいなと思っています”と真剣な想いをコメント。さらに自身のファンに向けて“過去にもちょっとひねくれた、だけどその中に可愛い部分がある子の役をやってきたのですが、今回はその色がより濃く出る役です。「よくある学園ドラマ」の役をやらない私を見てきたファンの方は「なんで蓮加ちゃんってこんなに暗めの役をやるんだろう?」と思うはずです(笑)。私も明るいようでいて、学校生活に悩んだ時期があったので、少なからず自分に重なる部分もあります。「難しいシーンも共感しながらやってるのかな」とか、いろんな視点で新しい私を見ていただきたいです”と表情をほころばせた。最後に“家族の問題で苦しんでいる方も、共感できたり、前向きな気持ちになったり、いろんな感情になるドラマになっていると思います。笑えるようなシーンもあり、クイズ形式で謎を解いていくので、どういう展開になっていくのか楽しみながら観ていただけたら嬉しいです”と笑顔で呼びかけた。
竹財は、そんな一花の父で“家中に貼られたテープを越えてはいけない”というルールによって妻子から無視をされ、家庭内で孤立している男・篠谷令太郎(しのや れいたろう)を演じる。
竹財は、最初に台本を読んだ際の心境を振り返り“ラストシーンを読んで「これオンエアできるの? 大丈夫?」って聞きました(笑)。カオスです。お芝居としては面白いなと思いましたが、それ以上にまともな人が1人もいないので大変だな、と。令太郎は大したことないです。周りの女性陣が大変、というのが率直な感想です”とクールに話す。今回は、“イケオジ”のイメージからかけ離れた、無精ひげをたくわえた孤独な夫役に挑む竹財だが“令太郎には別に注目してもらわなくても大丈夫です(笑)”とあっさり。しかし役作りの方針について聞くと真剣な面持ちで“とりあえず今回は令太郎の軸は作らず、和美だったり一花だったりの軸に合わせて僕が回れたら、と思って演じています。軸を作ってしまうとその人中心になってしまうので、ふわふわしてるというか。現場に行ってお芝居をしてみないと、自分でもどうするかわかってないです。監督とは、令太郎についてもともとは優しくて家族を大事にする人が、仕事とかで疲れて自分自身にもがっかりして病んでるのかな、とお話しています。まともな精神状態じゃない人ですね”と語った。視聴者に向けての見どころについては“個性的な人たちが多いので、このドラマに限っては共感していただくことはないと思います。本当に「これ共感したらやばいですよ」っていうお話だと思ってるので(笑)。でも観ていて面白いお芝居をされる方がいっぱいいらっしゃいます。こういう世界もあるんだな、こいつら馬鹿みたいなことやってんなっていうのを楽しんでいただければと思います。カオスです”と茶目っ気たっぷりにメッセージを送った。
また、家中にテープを張り巡らせている篠谷家の母・和美(かずみ)役に片山萌美、令太郎の相談相手となる倉敷沙耶子(くらしき さやこ)役に水崎綾女、沙耶子の息子で一花のクラスの転校生・倉敷光(くらしき ひかる)役に田中洸希(SUPER★DRAGON)、一花が通う高校の担任教師・荻野慎也(おぎの しんや)役にSWAY(劇団EXILE)、ドラマオリジナルキャラクターである荻野琴葉(おぎの ことは)役に森日菜美が決定。
原作者・村山渉 コメント
ドラマ化すると聞いた時は素直に嬉しかったです! 普段めったに電話をかけてこない担当編集さんがかけてきたので、これはすごく悪い知らせか、すごくいい知らせのどちらかだな……と思って出たら、いい方でとりあえず安心したことを覚えています。原作漫画の『そんな家族なら捨てちゃえば?』は淡々とした会話劇が多く、そのまま映像化しても面白くないだろうなとは思っていて、まだ未完の物語ということもあり、ドラマはドラマでオリジナルな展開をやってほしいと思っていました。脚本を初めて読んでみて、“うわー! こんなパラレルワールドがあったとは!”と新鮮な驚きがありました。撮影現場も見学させていただいて、それぞれのキャラもイメージどおりでこれ以上ないほど素晴らしいです! 読者のみなさまには、漫画とは少し違ったもう1つの世界を楽しんでもらえたらいいなと思います。もちろん原作も大事にしてもらっていて、このシーンよく再現できてるなというところもあると思うので、ぜひ観てほしいです。ドラマを観て面白いなと思ってくださった視聴者のみなさま、ぜひ漫画の方も読んでください!
『そんな家族なら捨てちゃえば?』
配信スケジュール:2024年7月18日(木)24:30~DMM TVにて配信スタート 毎週木曜24:30最新話追加
※配信スケジュールは変更となる場合がございます
※番組の視聴にはDMMプレミアム会員(月額550円)への登録が必要となります
※30日間無料トライアル中の方もご視聴いただけます
放送時間:2024年7月18日(木)スタート 毎週木曜24:25~(関西ローカル)
見逃し配信:カンテレドーガ、TVer
出演:岩本蓮加(乃木坂46)、竹財輝之助、片山萌美、田中洸希(SUPER★DRAGON)、森日菜美、SWAY(劇団EXILE)、水崎綾女 ほか
原作:村山渉『そんな家族なら捨てちゃえば?』(芳文社)
脚本:金沢知樹、萩森淳、長花枝薪、寺坂尚呂己、髙橋秀斗
プロデューサー:田中耕司(カンテレ)、植木さくら(AOI Pro.)
協力プロデューサー:長汐祐人(AOI Pro.)
エグゼクティブプロデューサー:吉條英希(カンテレ)
演出:田中耕司(カンテレ)、大山晃一朗、竹中貞人(AOI biotope)
制作著作:カンテレ
制作協力:AOI Pro.
【第1話あらすじ】
クイズが趣味の高校生・一花(岩本蓮加)の家には、物心ついたころから異様なルールがあった。それは、母・和美(片山萌美)が決めた“家中に貼り巡らされたテープを父・令太郎は越えてはいけない”というもの。一花が物心ついたころから両親に会話はなく、テープで分断された父・令太郎(竹財輝之助)は和美や一花と会話することを許されず、家庭内で1人、暗く狭い部屋で寝食する生活を強いられていた。一花はそんな家族の状況をおかしいと感じつつも、和美からの締め付けで、令太郎と話せない日々を過ごしていた。18歳の誕生日が迫ったある日、一花は“家族のクイズ”を解こうと思い立ち、令太郎に話しかける。すると令太郎は一花に、テープが貼られるようになった原因は、令太郎の“ある発言”が和美を傷つけたことではないかと打ち明ける。そんな中、令太郎は家族の状況を変えるべく和美と話し合おうとするが、テープを越えてしまったことで和美が信じられない行動に出る。思いつめた令太郎は、車に轢かれそうになったところを助けてくれた倉敷沙耶子(水崎綾女)に家族の状況を打ち明け“それは立派なDVですよ”と優しく諭される。和美から離れていく令太郎を引き留め、家族を再生したいと願う一花。テープの謎に近づいていくと、そこには両親が隠してきた、家族のとんでもない“嘘”が隠されていた──。