決戦の日!母が無事に現れるかどうか、祈るような気持ちで待っていると #母の認知症介護日記 110
アルツハイマー型認知症になった実母のことや、アラフィフ主婦の日常をあれこれ書き連ねるワフウフさん。自身の体験をマンガにしています。
母・あーちゃんが月に一度診察を受けている糖尿病の先生は、ワフウフさん姉妹よりも早く認知症に気付いて薬を処方してくれた先生です。糖尿病と認知症は関わりが強いからあわせて診ると言ってくれて、認知症が判明してから1年半、ずっとお任せしていました。しかし、「積極的に経過を診て治療する」という感じでなく、症状が進行するのをただ見ているだけのワフウフさん姉妹は、モヤモヤしていました。そこで、インターネットで見つけた認知症の病院を受診してみることにしたのです。
看護師さんの神対応に感動…!
新しい病院は認知症の病院だと言わず、あくまでも膝がガクガクする症状を診てもらうための病院だと言って、あーちゃんを誘った姉・なーにゃん。しかし、新しいことがうまくこなせなくなっているあーちゃんは、普段の通院と新しい病院に行く日が理解できずに大混乱してしまいます。さらに困ったことに、電話の出方も忘れてしまったようで連絡を取るのもひと苦労。思っている以上に症状は進行しているのかもしれません。
新しい病院の受診日。昨日、あーちゃんの調子が悪かったことから、祈るような気持ちで待ち合わせ場所にやって来ました。
あーちゃんは無事にやって来ました。昨日よりもシャキッとしています。
無事に病院に到着。問診票を書いていると、あーちゃんがのぞき込んできます。どうやら、何を書かれているのか気になる模様。
なんとか必死に気をそらします。
問診票を書き終え、受付の方に「認知症」という単語を出さないようにお願いすると……。
快く受け入れてくれて、ホッとしました!
しばらくして、看護師さんがやって来ました。
あーちゃんはドヤ顔で質問に答えていましたが……。
姉妹で必死にフォロー……。
よかった、付き添って来て……。
認知症という言葉を使わず、MRI検査を受けるよう自然に話してくれた看護師さん。ありがたや……。
その後も、あーちゃんの話をやさしく聞いてくれていました。
新しい病院の受診日。前日は調子が悪ったので、とにかく待ち合わせに来てほしいと祈るような気持ちで待っていたのですが、予想外にシャキッとした様子で待ち合わせ場所にやって来たあーちゃん。調子のアップダウンが激しくて、私たち姉妹は翻弄(ほんろう)されています……。
病院に到着してから、まずは問診票を記入します。あーちゃんは何を書かれているのか気になるようで、しきりに問診票をのぞき込むので、私が話しかけながら気をそらし、なんとか記入が終了。受付で「自分が認知症であることを認めていないので、本人の前で認知症という言葉を使わないでほしい」とお願いすると、すぐにメモを書いてカルテに挟んでくれて、ホッとしました。
その後、しばらく待っていると看護師さんがあーちゃんの状態を確認しに来てくれました。この看護師さんの対応が、まさに神対応! 認知症の「に」の字も出さず、さりげなくMRI検査をにおわせてくれてました。想像以上の対応に、新しい病院に来てよかったと思ったのでした。
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新しい病院の受診は心配だったと思いますが、看護師さんの対応も良くかなり好感触だったようでよかったです! しかし、認知症という言葉を出さずにMRI検査を受けることを自然に促すのは、さすがです。これなら怪しまれずに検査が受けられそうですね。
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