多文化共生に向け交流会 NPOなど参加し、横浜市緑区で初開催
多文化共生分野に関連するNPOなどの代表者らが集い、交流を深める「多文化エクスチェンジミーティング」が7月12日、中山の「みどりーむ」で初開催された。主催はみどり国際交流ラウンジ。
近年、区内には5000人を超える外国人が暮らしており、多様な文化が共生するまちづくりの推進が一層重要になりつつある。主催者は、区内外のさまざまな団体が互いの活動について理解を深め、課題解決に向けた取組の促進につながればと、同事業を実施した。
当日はスクリーンを使用して14団体の活動が紹介された。参加者は約20人おり、それぞれ自身の所属する団体の活動などについて説明していた。
インド人などが多く暮らす霧が丘で日本語を教える活動に取り組む人たちの活動や、多言語版のおくすり手帳を作成して配布する活動など、次々と紹介される多様な内容に参加者らは熱心に聞き入っていた。
その後、3グループに分かれ、「人材不足」や「どのような情報発信がより効果的か」など、いくつかのテーマに沿って語り合い、各グループが話し合いの成果を発表していた。
出席したNPO法人グリーンママの松浦千惠理事長は「運営の悩みについても語り合えた。多くの団体が同じようなことで悩んでいるんだと感じた」と話した。同事業の運営にあたった飯田信子さんは「参加者からさまざまな意見が多く出て良かった。次回は来年2月に交流会を開く予定。もっと参加団体を増やし、この活動を広げたい」と意欲を示した。