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セレッソ大阪11年間不敗のホーム横浜F・マリノス戦、レオ・セアラが古巣迎撃に燃える

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セレッソ大阪FWレオ・セアラ,ⒸCEREZO OSAKA

前節グランパス戦の今季初黒星からリスタート

J1セレッソ大阪は27日の第10節でホーム・ヨドコウ桜スタジアムに横浜F・マリノスを迎え撃つ。小菊昭雄監督(48)とここまでリーグ2位の6得点をマークしているFWレオ・セアラ(29)が26日、オンライン会見に出席した。

FC町田ゼルビアを抜いて首位に立ったのも束の間、前節で名古屋グランパスに今季9戦目にして初黒星を喫し2位に陥落。無敗の勢いがストップしたチームにとってリスタートの一戦となる。

小菊監督は「名古屋戦で負けた後のロッカールームや、オフ明けのトレーニングから選手たちは引き締まった表情でいい準備をしてくれた。“内容は悪くなかった、切り替えて次や”などといろんな選手からポジティブな声が出てきた。監督になってからそんな経験はなく、チームの絆の深さを感じられる時間だった。チームを強くしてくれる敗戦になったことを証明したい」と名古屋戦後のチームの雰囲気に目を細める。

相手のマリノスは24日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で蔚山現代にPK勝ち。雨中の激闘を制してクラブ史上初のACL決勝進出を決めたばかりだ。

指揮官は「悪天候の中、タフで数的不利の状況で勝つマリノスの底力を感じた。勝ち切ったことで団結力が強固になっていると思う」と警戒感を強める。その上で「私たちもボールを握ってチャンスクリエイトを仕掛けていくアグレッシブな姿勢を発揮したい。素晴らしいチームから勝ち点3を全員で勝ち取る思いでいっぱいです」と闘志をたぎらせた。

4戦連発のレオ・セアラが2年連続“恩返しゴール”狙う

マリノス戦に誰よりも燃えている一人がレオ・セアラだ。2021年から2シーズンにわたってプレーした古巣で、2022年にはチームトップタイの11得点を挙げてリーグ優勝も経験した。当時のチームメイトで昨季得点王のアンデルソン・ロペスは今季も5得点を挙げている。

「特別な気持ちはあるが、どこが相手でもベストを尽くすだけ。マリノス時代はブラジル人が6人いた中でアンルソン・ロペスには仲良くしてもらったが、今はセレッソの一員として勝利に貢献したい」と静かに闘志を燃やした。

セレッソ移籍1年目だった昨年4月1日のマリノス戦(ヨドコウ)では移籍後初得点を含む2得点。現在も4試合連続ゴールで6得点を挙げているストライカーに、2年連続となる痛烈な“恩返しゴール”が期待される。

2012年以降、ホームで8勝3分けのマリノス戦

データ的にもセレッソ大阪に追い風が吹く。下表の通り、2011年6月15日のJ1リーグで敗れて以降、ルヴァンカップも含めてホームでのマリノス戦は11戦して8勝3分けと負けなしなのだ。


2015、16年はセレッソがJ2で戦っていたため対戦はないが、2012年から実に11年間もホームでは不敗。2018年元日に埼玉スタジアムで行われた天皇杯決勝でも2-1で勝って優勝を決めている。

悲願のJ1リーグ制覇に向け、初黒星を喫した直後の重要な一戦。好相性のマリノス戦でセレッソがリスタートを切る。

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記事:SPAIA編集部

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