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それちゃんと計れてる? 「東京都計量検定所」で“正しさの裏側”を見たら、我が家の体重計が気になってきた

ロケットニュース24

タクシーや水道、ガソリンなどのメーター、体重計や騒音計などの計量器。

私たちは日々、あらゆる重さや大きさに囲まれて暮らしている。けれど、それらの数値が本当に正しいのか、疑ってみたことはあるだろうか?

今回訪れたのは、東京都江東区にある「東京計量検定所」

あらゆる“はかる”の裏側を守る、ちょっと地味だけどめちゃくちゃ大事な場所だ。そこでは、私たちが安心して「正しい」と信じられるよう、日々支えている人たちが働いている。

潜入大好き・夏野が、そんな正確さの舞台裏に特別潜入してきた!

・身近過ぎて気付かない ”はかるの世界”

「東京都計量検定所」と聞いて、ピンとくる人は少ないかもしれない。

ここは、東京都内で使われる“はかる道具”が正しく動いているかを検査・証明する場所だ。

今回は、普段見えない部分も潜入させていただいたが、実はここ普段から誰でも無料で入館可能な計量展示室も併設されている。

名前は堅苦しいが、貴重な昔の道具や計量に関する歴史など、大人も子どもも学びがたくさんあるので興味がある方は是非。

しかも最寄り駅である「南砂町駅」から徒歩3分とアクセス良好。

・関係者以外立ち入り禁止ゾーンへ

まずは東京計量検定所の概要をざっくり説明してもらった。

長くなるので省略するが、日本の計量制度は「計量法」によって定められていて、この検定所では、その制度をちゃんと運営していくために4つの柱を軸に事業を進めているらしい。

というわけで、さっそく中に潜入だ。

関係者以外立入禁止

この言葉、どうしてこんなにも心をくすぐるのだろう。

最初に案内されたのは、環境計量事業に関する部屋。

ここでは、騒音や振動の大きさ、排水の濃度の数値を計る機器がちゃんと動いているかどうかを検査している。

学生時代に見たことがあるような装置もあれば、「これ何に使うの」というような見慣れない機械もずらり。

中でも印象的だったのが、こちらの無響箱。

騒音計を検査するための特別な箱で、内部は完全無音。

正確な検査のために必要な環境らしいけど……この空間、意外と快適そう。(ただ、実際は無音だと人は狂うらしい)

実際に中に入らせてもらい、「大声コンテスト」を開催させてもらうことに。

やっほーーーーー!

結果は、92.1デシベル。

小学生と比べても、いまいちぱっとしない結果だった。

・ちっさーーーい

つづいて案内されたのは質量計検定室。

部屋に入ると、4〜5名のスタッフが待ち構えており、「ようこそ挑戦者よ」と言われても納得しそうな配置だ。

公式キャラクターの「はかるん」をイメージしたハンバーグ(?)を使って、複数のはかりで重さを確認してみたり、お金の重さを調べたりといった体験をさせていただいた。

でも私が気になるのは、この箱。

だって、なんか大金とか入ってそうな雰囲気じゃない……?

オープン!

中身は……分銅でした!

しかも、ただの分銅じゃない。めちゃくちゃ小さい。担当の方いわく「これで1ミリグラムです」とのこと。

見た目は超ミニミニのトライアングルみたいな形。なんかすごい世界だ。

・クレーンを使って運ぶ分銅だと?!

計量の世界は、まだまだ奥が深い。つづいては台秤室へ。

さっきは極小の分銅を見せていただいたが、こちらはなんと1トンの分銅

つまり軽自動車くらいってことだよね。さすがに重いので、クレーンを使って運ぶらしい。

この分銅を使って検定するのは、トラックごと重さを計るトラックスケール用の大型のはかりだ。工場でもよく見かける、あの光景の裏にはこういった検定があるのかぁとしみじみ。

・ミニゲームで測りまくり

さらに、ドライバーにとって身近な計量といえば、ガソリンスタンド

給油メーターが正しいかどうかをチェックするため、都内のスタンドを定期的にまわって検査しているらしい。

ここでちょっとした体験をさせていただいた。

水を使って、給油の擬似体験装置でぴったり3Lを目指すというミニゲーム。

結果は……3.029L!

おしい! けどまあまあ! ……いや、センスない!?

・ラッキー? アンラッキー? な場面に遭遇

ここまでで十分に東京計量検定所の裏側を覗いてきたが、最後はリアルな検定の現場を見学させていただくことに。

場所を少し移動してやってきたのは、「東京都 タクシーメーター深川検査場」

ここでは、タクシーに搭載されているメーターの正確さをチェックしている。

タクシーの運賃メーターは、基本的に年に1回、こうした施設で検査を受ける決まりがあるそうだ。車をローラーの上に乗せてタイヤを回し、距離と料金のズレを細かく確認していく。

およそ1000台に1台の割合で“不合格”が出ることもあるという。

……そしてこの日、まさかの不合格の瞬間に立ち会ってしまった。

最終的には再測定で問題なしとのことだったが、なんとなくツイてる気がして、帰りに宝くじでも買っておけばよかったかもしれないと後悔している。

・怪しい体重計

改めて、気づけば私たちのまわりは“はかるもの”だらけだ。

でも、それが本当に正しいかなんて、考えたことはなかった。今回の潜入で、その裏にはちゃんと「正しさを守る仕組み」があることを知った。

――そして帰宅後。

久しぶりに体重計に乗ってみたら、思ってたより数字がデカい。うん、きっとズレてる。これはもう、検定してもらわねば。

参考リンク:東京計量検定所
執筆:夏野ふとん
Photo:RocketNews24.

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