ロッドオタク記者が注目する、クリスターシリーズ高感度のひみつ
高感度×軽量設計のクリスターシリーズ。カーボン製リールシートや新スパイラルガイドの秘密に迫る!
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写真と文◎編集部
40㎝チヌも余裕!最新ブランク技術が釣りを変える
バット部で急激に太くなるハイテーパーブランクスルー技術によってリールシート内径に密着するブランク。嵩増しのパーツを必要とする従来のグリップデザインより振動が伝わりやすい。リールシートもカーボン製のため非常に軽量で振動伝達を妨げにくいもの。またバット部が太いことでパワーもあり、昨年末の広島取材では40㎝クラスのチヌも難なくランディングしていた
軽くて伝わる
ベイトのリールシートもカーボン製の超軽量なもの。下側が非常にスリムで軽く握れることも感度アップに貢献しているという
タックルの重量バランス
テンション変化を感じるためにはタックルの重量バランスが手もとにあることが重要。人差し指の位置で釣り合うバランスになるようグリップ長などが設計されている
食い上げバイトを逃さない!新スパイラルガイドの力
ベイトモデルはスパイラルガイド仕様だ。テストの結果、ティップ部のガイドが下向きのほうが食い上げバイトなどのテンション抜けが感じやすかったという。バット部分で一気にラインを回すショートスパイラルセッティングとなっている。短いスパンで旋回させたほうが、ラインがブランクに接触しにくく飛距離が出るという。ラインが常に接触する旋回部のガイドのみ放熱性が高いSi Cリング(他はより軽量なトルザイト)を採用し摩擦熱によるラインへのダメージを軽減している
実釣で磨かれたティップ設計とは
ティップ部のガイド径は小径の3mm。リングが小さいほどラインと触れやすく感度を高められる。テンション変化を感じるための柔軟性を損なわないよう取り付け位置がテストされている。ティップガイドのスレッド飾り巻きが排されていることにも注目