Yahoo! JAPAN

アジ・カサゴリレー船で両本命とも良型連発を堪能!【愛知・第二武丸】

TSURINEWS

アジ&カサゴ確保(提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)

昨年末に特大交じりで大型カサゴの数釣りと、良型アジをたくさん釣り上げた。その際の高揚感と食味を再びと、1月11日、愛知県・南知多町師崎の第二武丸で出船した。同行は職場の友人の元太郎さんと山内君だ。

第二武丸でアジ&カサゴリレー

船頭は熟練の山下貴三さん。近況を聞くと、「ここんところ波が高くて伊良湖まで行けとらんけどアジもカサゴも絶好調だよ。特に今季のアジは相当魚影が濃いね」と期待十分な回答。

午前7時、「最初はサビキでアジを釣って潮止まりのタイミングでカサゴへリレーしていきます」との放送とともに出発。航程約40分でアジポイントの伊良湖沖に到着した。私のタックルは、サオがダイワAブリッツネライMH240、リールはシマノフォースマスター600、ミチイトはPEライン2号。仕掛けは、支給品のオキアミ専用2号5本バリでハリス2号23cm、ミキイト5号・枝間42cmの緑スキンサビキを使用。仕掛けの上にまきエサカゴがあり、最下にオモリ80号を付ける。

さしエサのイカ短が配付され、7時45分に「水深80mです。底から3m付近に反応が出ています」と合図があった。釣り座は右舷ミヨシから私、山内君、元太郎さんの順だ。晴れてはいるが風が強いため、イカ短をハリに刺すのに苦労する。冬場の釣りが初めての山内君は電動リールを購入し、この日が初めての使用で気合が入っている。

アジ高活性で鈴なりヒット

着底後、船長指示である底から3m巻き上げると、瞬時にククンとアタリ。深場の釣りは上げ下げに時間を要するため、一度に1匹でも多く釣り上げることが釣果を伸ばすコツ。次々アジが食って重くなるのが分かる。たっぷり重みを感じてから巻き上げると、いきなり5連のパーフェクト。

隣の山内君は「めちゃくちゃ重い」と、サオを弓なりに曲げている。上がったのは25cm前後の良型アジ4連。「えー!」と釣った本人がびっくりしている。

元太郎さんも4連で続くものの、取り込み時に30cm弱の大アジが口切れサヨナラしてしまい、「あー」と声を出している。周囲を見ると、あちこちで銀鱗が舞う。スタートから入れ食いだ。

アジ続々ヒット(提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)

追い食いさせていると、ガツンと大きくアタったが、すぐ軽くなった。上げるとハリスが切れている。元太郎さんも同じで、ハリ掛かりしたアジに青物が食ったのだろう。すると「左舷でハマチが上がりました」とアナウンスが入る。やっぱりだ。

そんななか、ガガーンとサオが絞られた。ゆっくりいなしていく。グングンと引き込まれたら、巻くのを止めてこらえる。残り2mで見えたのは、50cmほどのヒラメ。船長がタモを構えたその時、ヒラメは最後の力を振り絞って暴れ、ハリスを切っていった……。

アジのポイントは狭くかつ深いため、ひと流しで1投しかできないので効率が悪いものの、スコアは順調に伸びた。午前10時15分ごろ、「潮止まりになりました。カサゴにリレーします」と説明があり、移動となった。

朝日礁で良型カサゴ連発!

約10分で丸山出しに到着。エサは冷凍サンマの切り身が支給された。オモリは60号。仕掛けはミキイト5号、ハリス2号30cm5本、袖バリ9号の自作仕掛けを使用した。「水深75mです。どうぞ」と開始の合図。着底後、流れに仕掛けがナジむかナジまないうちにゴゴンと大きなアタリで、いきなり特大の25cmカサゴ。経験の浅い山内君も「きました!」とカサゴの重みを味わっている。こちらも特大だ。

当日の仕掛け(提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)

元太郎さんも続く。ところが、その後が食い渋った。船長もこまめに移動してくれるが連発しない。2匹追加した11時前、「食いが悪いので大きく移動します」と、次のポイントへと移った。

良型トリプル(提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)

伊良湖水道を東方向へ横切って、伊良湖岬寄りの朝日礁に入った。「80mです。始めてください」との合図に遅れることなく投入。グングンといきなり反応あり。ひと呼吸置いて底を切ると、ズッシリと重量感が伝わる。やがて水面下に赤い魚体が3匹浮かんだ。25cm筆頭にトリプルゲットだ。元太郎さんもダブル、シングルながら山内君も良型カサゴを上げた。

ビッグなカサゴ手中(提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)

26cm頭に20匹ゲット

次はイトフケをゆっくりと取り始めた瞬間、大きくひったくられた。重さは十分だ。上がったのは26cmの特大カサゴ。11時30分ごろから風が収まってないできた。これを機に徐々にカサゴの活性が上がり、アタリの間隔が短くなってきた。正午前にツ抜けに到達。その後も小移動を繰り返していく。移動直後の初投は釣れる確率が高いので、逃さず投入する。「このペースなら20匹に届くかもしれない」と思う。

良型カサゴ手中(提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)

そんな折、グングンとアタリと同時に根掛かりのように重くなった。慎重にゆっくり引き上げると底を切った。非常に重い。その時、ドスンと重みがかぶさってきた。オマツリだ。案の定、山内君とオマツリとなった。絡んだ私の仕掛けにはなんと4匹のカサゴ。これでちょうど20匹。このオマツリで仕掛けが全損したのを機に納竿した。

当日の釣果(提供:週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣)

アジもカサゴも良型連発、しかも数釣りもできて最高に楽しい釣行となった。私の釣果はアジ20~35cm31匹、カサゴ20~26cm20匹だった。

<週刊つりニュース中部版APC・鬼頭佳嗣/TSURINEWS編>

 この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年2月7日号に掲載された記事を再編集したものになります。

【関連記事】

おすすめの記事

新着記事

  1. 【怖い】三連休に代々木公園で開催中の「魚ジャパンフェス」、HPに料理価格の記載がない → インバウン丼か!? と思いながら会場に向かったら…

    ロケットニュース24
  2. 【砥部町・BAKE&CAFE mogura】日常に彩りと感動を 世界観に惚れ込むカフェ

    愛媛こまち
  3. 終戦80年 児童合唱団がオペレッタ「琉球讃歌」

    赤穂民報
  4. 生活者と企業をつなぐ架け橋であり続ける。データ分析を超えた価値提供への挑戦【東京都千代田区】

    ローカリティ!
  5. 【頑張って改革したのに5度の暗殺未遂】最後の爆弾で命を落としたロシア皇帝

    草の実堂
  6. 昭和と平成の仙台の街並みを定点撮影で比較。今昔写真を見比べ、地元の歴史を「地元学」で学ぶ【宮城県仙台市】

    ローカリティ!
  7. 【動画】中座くいだおれビルに「よしもと道頓堀シアター」 こけら落とし公演など発表

    OSAKA STYLE
  8. 【話題】セブンの「もちづきさん」コラボを深夜にドカ食いした結果! もっとも “至れる” のはコレ

    ロケットニュース24
  9. 交流ステーション「和束の郷」でスタートする「鷲峰山トンネル 開通記念カレー」を食べてきた!抹茶ぜんざいも美味【京都府和束町】

    ALCO宇治・城陽
  10. 【滋賀】梅まつり開催!開苑40周年の和菓子店「叶 匠壽庵」梅林にて

    PrettyOnline