第93回企画展「デジタルマンガの先駆者 寺沢武一展~元・手塚治虫のアシスタント~」 宝塚市
宝塚市立手塚治虫記念館(宝塚市)で第93回企画展 「デジタルマンガの先駆者 寺沢武一展~元・手塚治虫のアシスタント~」が11月1日より始まりました。会期は2025年2月19日まで。
代表作『コブラ』で知られるマンガ家・寺沢武一さんは、デビュー前に手塚プロダクション マンガ部のアシスタントとして、手塚治虫に師事していました。手塚プロでアシスタントをしながら、集英社の手塚賞佳作を受賞してデビューのキッカケをつかみ、コブラ連載へと道が続いて行きました。その独特な世界観と個性的なキャラクターは、現在も絶大な人気を誇っています。
また、今や当たり前となった、デジタルでマンガを描く手法の先駆者でもあった寺沢武一さん。同展では、なぜ手で描けるのに、わざわざデジタルで描き直すの?と不思議がる周りをよそに、最先端の技術を如何にして自らの世界観へ取り込んで行ったのか、苦悩と努力が紹介されています。
デビュー前の直筆原稿や、手塚プロダクションに在籍していたころの手塚作品原稿を含め展示。デビュー後も師と仰いだ手塚治虫への想いを語った文章や、世界で初めてデジタルでマンガを描いたその制作過程の紹介など、総数約100点が展示されます。
<記者のひとこと>
コンピュータを取り入れた漫画制作のフロンティアとして時代を切り拓いてきた寺沢武一さんの苦悩と努力はどんなのだったのかとても興味深い企画展です。
会期
2024年11月1日(金)~2025年2月19日(水)
場所
宝塚市立手塚治虫記念館
(宝塚市武庫川町7-65)
時間
9:30~17:00(入館は16:30まで)
休館日
月曜日
※2025年1月13日(月)は開館
※12月26日(木)〜31日(火)は休館
入館料
大人 700円、中高生 300円、小学生 100円
問い合わせ
0797-81-2970