来年のえとにちなんだ馬ラベルの限定酒発売 上越市のよしかわ杜氏の郷と新潟第一酒造
2026年は「午(うま)」年。新潟県上越市の蔵元、吉川区の「よしかわ杜氏の郷」と浦川原区の「新潟第一酒造」は2025年12月、えとの午(うま)にちなんだ馬ラベルの限定酒をそれぞれ発売した。
雪室で熟成させた純米大吟醸「雪ざかり」
よしかわ杜氏の郷のえとラベルは、地元吉川区産の酒米、山田錦を使った純米大吟醸「雪ざかり」。午年にちなみ、走る馬を連想させる躍動感ある筆致の「馬」の文字があしらわれている。安塚区の雪室「ユキノハコ」で春から夏にかけて約3か月熟成させている。
《画像:ラベルに「馬」の文字をあしらった「雪ざかり」》
えとラベルは昨年初めて販売し、好評だったことから、今年も継続した。ラベルの一部や瓶のキャップ部分の包装は金色で、正月の華やかな食卓に映える。
杜氏の谷内幹典さん(53)は「米のふくよかな香りもあり、華やかでフルーティな雪ざかりで新年を迎えてほしい」と話した。雪室で熟成させたことから、口あたりが柔らかく、普段日本酒を飲む機会の少ない人も飲みやすいスッキリとした飲み口で、肉や魚など正月料理にもよく合うという。
《画像:「新年に味わって」と杜氏の谷内さん》
精米歩合50%で、アルコール度数は15%。720mlで2970円で、よしかわ杜氏の郷で販売している。問い合わせは同社025-548-2331( tel:0255482331 )。
《画像:
よしかわ杜氏の郷( https://www.yoshikawa-touji.co.jp/ )
》
「越の白鳥」は丙午で情熱の赤に輝く白馬
新潟第一酒造のえとラベルは、上越市在住のイラストレーターひぐちキミヨさん(67)が3年前から毎年シリーズで手がけている。代表銘柄に「越の白鳥」があることから、えとにちなんだイラストのどこかに白鳥を描くというもので、毎年購入し、自宅に瓶を並べている人もいるという。
《画像:白馬とハクチョウが描かれた「越の白鳥 干支ラベル」》
来年は丙午(ひのえうま)であることから、「炎のように情熱的な赤を背景に輝く白馬とハクチョウを描いた」とひぐちさん。駆ける白馬の背には、羽を広げたハクチョウが乗り、新年のスタートにふさわしいラベルだ。
11月末に搾ったばかりの新酒の純米酒で、アルコール度数は17%。武田葉子専務(61)は「ひぐちさんにシンプルながらも勇ましい雰囲気のラベルに仕上げてもらった。やや辛口よりの、フレッシュな搾りたての新酒を新年に味わってほしい」と話した。
《画像:ラベルのイラストを手がけたひぐちさん(右)と武田専務》
720mlで2200円。同社のほか、酒販店で販売している。7、13、14日は同市西本町3の直江津ショッピングセンターエルマールのイベント広場で開催中のひぐちさんの個展「ひぐちキミヨ ゆく年くる年」の一角で直売する。時間は午前10時から午後5時まで。取り扱い酒販店など問い合わせは同社025-599-2236( tel:0255992236 )。
新潟第一酒造株式会社 | 新潟県酒蔵 | Japan, Niigata, Joetsu, 浦川原区横川660( https://www.hakuchosake.com/ )