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堤防エギタコ釣りでマダコ2匹キャッチ【三重・四日市港】テクトロ作戦が奏功

TSURINEWS

四日市港で釣れたマダコ(提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽祐)

三重県四日市周辺でタコ釣りが好調と聞き、6月下旬は小雨のなか四日市港周辺にタコ釣りに出かけた。友人のアドバイスを受けながら、垂直にエギを落としてタコを狙う「テクトロ」に挑戦。最初の200gのタコを釣り上げた喜びを皮切りに、翌日には300gのタコをキャッチした。

四日市港でタコ釣り

タコ釣りは十年くらい前にして以来。久しぶりにタコ釣り道具を引っ張り出して釣り場へ向かった。道具といっても7ftの硬めのベイトロッドに2号ラインを巻いたリール。バス釣りに使っていたものを流用した。

釣り場に着くと、ちょうど釣り人がタコを上げる姿が見えた。話を聞こうと近づくと友達だ。岸壁にエギを落としてすぐにアタったらしい。

実は私はタコ釣りが苦手だ。十年以上タコ釣りから遠ざかっていたので釣り方やアタリもあやふやな浦島太郎状態だったが、アドバイスをもらって釣り始めた。

タコ釣りはひたすらテクトロ

ポイントは船着き場の岸壁。垂直にタコエギを落とし、ひたすらチョンチョンと誘いを入れる。アタリがあるとジワっと重く感じたり、ヌメっとた重さを感じたりしたら思いっきりフッキング、あとはゴリ巻き。アタリがあるまでひたすらテクトロ。ぽっちゃり体型の私には苦手な釣りだ。

ポイントは船着き場の岸壁(提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽祐)

久しぶりのタコは200g

釣り始めて10分、引っ掛かるような感覚があり、重みを感じたため半信半疑でアワセを入れて巻き始めると、かすかにロッドが曲がりタコが上がってくるのが見えた。

サイズは200gあるかないかのピンポン玉サイズだが、十年ぶりに釣るタコはとてもうれしかった。久しぶりに釣るタコはかわいく思え、サイズも小さかったためリリース。大きくなったらまた会おう!さぁ次を狙うぞと思ったが、雨脚が強くなったため納竿とした。

久しぶりに間近で見たタコはかわいかった(提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽祐)

前日よりは大きい300gキャッチ

前日のうれしさが忘れられず、翌日も四日市港周辺に出かけた。前日のポイントに入ってじっくり狙ってみるが、昨日のようにすぐにアタリはなく、あっと言う間に1時間近くたってしまった。

途中からタコ釣り名人の友達と一緒に釣ったが、名人はあれよあれよと4匹釣り上げた。釣り方を盗み見すると、チョンチョンと誘いを入れてポーズ、アタリがなければキャストしてズル引きといろいろ試しているようだ。

早速マネしてみる。ヌッと重みを感じたため即アワセを入れたがスッポ抜けた。くそっ。再びエギをキャスト。今度はじっくり重みを感じたため思いっきりフッキング。前日よりは大きい300gほどのタコを釣ることができた。

その後、前日と同型が釣れたが優しくリリース。結果は2匹だったが楽しく釣りができた。

前日よりは大きい300gタコ(提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽祐)

アタリが出てもしっかり抱かせよう

名人に話を聞くと、しっかりタコをエギに抱かせるために、アタリがあったらしばらくエギを動かし続けることが大切だそうだ。一度エギに興味を示して抱きつくと、なかなか離さないため、すぐにアワセを入れなくてもいいそうだ。

タコ釣りは底をズル引きするため仕掛けなどをロストすることも多く、カキ殻が引っ掛かることもあった。釣り場付近にはタコ釣りの人が放置していっただろうカキ殻を幾つか見かけた。

カキ殻にはたくさんの生物が住み着いており、タコや魚のエサが付着している。そのような生物のために必ず海に戻してほしい。放置されたカキ殻でケガをする可能性もある。湾口で働く人の職場でもあるため、美観を守るためにも放置せず海に返してほしい。

カキ殻は海に戻そう(提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽祐)

最後に、今回の場所はタコ釣りをしても大丈夫だが、地域によっては禁止になっている場所もある。タコ釣りをするときには確認してほしい。

タコ釣りOKか確認してからトライを(提供:週刊つりニュース中部版APC・杉山陽祐)

<週刊つりニュース中部版APC・杉山陽祐/TSURINEWS編>

この記事は『週刊つりニュース中部版』2024年7月19日号に掲載された記事を再編集したものになります。

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