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リンチ版『デューン/砂の惑星』VHS発売決定 ─ 時代錯誤か、伝説か?「日曜洋画劇場」吹替版を収録

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これは時代錯誤か?伝説か?デヴィッド・リンチ監督による1984年の映画『デューン/砂の惑星』が、禁断のVHS化を果たす。300本限定で2025年7月15日発売だ。テレビ朝日「日曜洋画劇場」版吹替え、ワイドスクリーンサイズ収録。

令和の今、映画VHSがアツい。2024年5月の『サスペリア』英国版VHS発売を皮切りに、『ニューヨーク1997』英国版、さらには新作のビッグタイトルとして『エイリアン:ロムルス』米国版がリリースされ、海外で大いに話題を集めているVHSソフト。VHS(ビデオ)が育んだ映像文化を題材にしたドキュメンタリー(2014年公開の『VHSテープを巻き戻せ!』や今夏公開の『キムズビデオ』)も製作されているこの熱気が、日本へも波及している。6月には『サスペリア』が日本で発売され、業界内外の注目を集めたことは記憶に新しい。

レコードやカセットテープなど、若い世代を含めたアナログ回帰ブームが巻き起こっている昨今だけに、デジタルとは異なる、ノイズと質感をまとう風合いで新鮮な映像体験できるのはVHSならでは。密かなるブーム真っ只中にリリースするのが、本作デヴィッド・リンチ版『デューン/砂の惑星』。本年1月にこの世を去った“カルトの帝王”リンチの屈指の超大作が、“時代逆行”のコレクターズ・アイテムとして炸裂。80年代の熱狂をVHSでよみがえらせる。

収録する音声は、テレビ朝日「日曜洋画劇場」で放送された日本語吹替版。
カイル・マクラクラン演じるポール役を担当した松橋登(多くの作品でジュリアーノ・ジェンマを担当)のほか、鈴木弘子、小山茉美、大塚芳忠ほか豪華実力派声優が集結し、悪役のハルコネン男爵は、「北斗の拳」(ラオウ役)などアニメでも大活躍した故・内海賢二が担当。個性あふれる日本語吹替音声にて壮大なSF英雄譚をワイドスクリーンサイズで楽むことができる。

『デューン/砂の惑星 日本語吹替版VHS』は2025年7月15日発売。8,580円(消費税・送料込み)。ナイル大商店とAmazonにて。

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