【スイーツ正直レビュー】人生で一度は食べて!憧れの「カフェタナカのクッキー缶」が東京でも買える!購入&実食レポ
テレビでも取り上げられた! 創業から60年以上の歴史を持つ名古屋の洋菓子店「カフェタナカ」のクッキー缶が、ついに関東でも手に入るようになりました。
【写真】あこがれの一品「カフェタナカのクッキー缶」開封&実食!
今回は関東初の常設店となる日本橋三越店にて限定発売されている、「ビジュー・ド・ビスキュイ プティ リオン」を筆者が実食レポート。
まだカフェタナカを知らない人も、これを読んだらきっと食べてみたくなるはず! 必見のレビューです!
【カフェタナカ】ビジュー・ド・ビスキュイ プティ リオン/3,402円(税込)
カフェタナカは大阪に1店舗、名古屋に2店舗を構える洋菓子店です。
これまでは催事などを除き、関東地方では商品を購入することができませんでした。
しかし昨年の2024年10月、関東初となる常設店が日本橋三越本店内にオープン。今回はこちらの店舗でしか販売されていない、日本橋三越限定クッキー缶を購入するため、店舗へと向かいました。
既にご存知の方もいらっしゃるかもしれませんが、カフェタナカのクッキー缶は実店舗でもオンラインでも、入手困難と言われるほど大変人気の商品です。
そのことを踏まえて、三越のオープン時間約15分前に現地で待機。開店と同時にカフェタナカへと向かいました。
当日は祝日だったのですが、既に自分の前には5組ほど人が居て、後ろにも続々と人が並ぶ状況。しかし無事に商品を購入することができました。
限定のクッキー缶は、日によっては午前中に完売してしまう場合もあったり、整理券がなければ買えない日もあるようなので、確実に購入したい場合はお店のオープンに合わせて行くことをおすすめします!
また、定番商品や一部の限定商品は、公式オンラインショップでも販売されているのでお取り寄せができます。販売スケジュールが公式サイトに事前告知されていますので、発売日時にアクセスすればオンラインでも買える可能性も◎
名古屋で長年愛される名店
カフェタナカの歴史は遡ること1963年。喫茶店文化が盛んだった名古屋に、創業者の田中寿夫が現在のカフェタナカの前身となる「タナカコーヒー」をオープン。当時から地元の人々に愛されるローカルな喫茶店でした。
やがて父親の影響を受けて育った、娘の田中千尋が「父親のコーヒーに合うフランス菓子を作りたい」という想いでパリへ。やがてパティシエとなり、現在の「カフェタナカ」にお店をリニューアルしたそうです。
人気商品のクッキー缶は田中千尋さんが「レガル・ド・チヒロ」として手がけ、なんと全て手作りで作られているんです!
筆者は頂き物でクッキー缶を貰ってカフェタナカを知りました。味の美味しさもさることながら、こういったエピソードにも感銘を受けて、名古屋の本店まで足を運んだこともあります。
本店では現在も喫茶店が併設されているので、ゆっくりとカフェタナカの空間に浸ることができますよ。
テレビでも取り上げられた、レトロで可愛いレリーフ缶
2023年2月テレビ番組「マツコの知らない世界・お菓子缶の世界」でカフェタナカのお菓子缶が紹介されました。
その時に紹介されたのは、ジェラート缶の「ビジュー・ド・グラッセフリュイルージュ」という商品なのですが、クッキー缶にも同じデザインの缶が使用されています。
【カフェタナカのビジュー・ド・ビスキュイ プティ リオン】テレビでも取り上げられた印象的なレリーフ缶。コレクターもいるほど人気のデザインです
立体的に浮かび上がるロゴが印象的なレリーフ缶は、女心をくすぐられます。商品や販売店舗、季節に合わせて缶の色が変わったり、稀に形が違うものも販売されるため、何個も集めたくなる方も多いようです。
ちなみに筆者は、これまで集めた缶を食器棚に並べてインテリアとして飾ってみたり、小物入れとしてアクセサリーを入れて保管しています♪
日本橋三越のためだけに作られた限定のデザイン
缶のサイズは縦約14cm、横約10cm。日本橋三越の世界観をモチーフに作られた今回のデザインは、実際のモールディングの装飾や包装紙からインスピレーションされたデザインとなっています。
特に目を惹かれたのはビビットな缶の色です。この色は「スキャパレリレッド」という色で、三越の包装紙「華ひらく」で使用されているお色なんだそう。特別感が散りばめられたデザインに、テンションも上がります。お店の手提げ袋も高級感があっていいです!
いざ実食、パッケージだけじゃない味の魅力
蓋を開くとまずフワッと甘いクッキーの香りが漂います。その高揚感の後にすぐ目に入ったのはクッキーのお品書きです。
可愛らしいイラストと共に、それぞれの商品の名前と紹介文が記載されています。その紙を取ると、いよいよクッキーが見えます。
中には5種類のクッキーと1種類の砂糖菓子の、全6種類が入っています。枚数は砂糖菓子を除いて全部で19枚入りです。カラフルに敷き詰められたクッキーを見て、思わず笑みが溢れます。
こちらはなんと手作業で缶に詰められているそうで、作り手の温もりも伝わってきます。では、ここからは気になるお味をレビューします♪
・ビスキュイ・スリジエ
左上の花の形のクッキー。口に入れた瞬間に桜の香りが鼻を抜けます。クッキーの食感はホロっとしていて、中に入っているチェリージャムととても相性がいいです。春らしさを凝縮したような味
・ディアマン・ショコラ
左真ん中の茶色いクッキー。ザックリした食感で食べ応えがあります。濃厚なショコラ味ですが、計算された甘じょっぱさを感じます。程よい苦味も感じて大人なお味
・サブレ・ココ・ジャスミン
左下の四角いクッキー。ジャスミンとココナッツの風味を強く感じます。クッキーの食感はザクザクとした食感です。香ばしさと香りの相性が癖になりそう
・プラリーヌ&マポロン
右上のカラフルなラスク。優しいきび糖の甘さを感じるラスクとローストアーモンドの組み合わせが、交互に食べると止まらなくなる美味しさ
・ソレイユ・抹茶・セザム
右真ん中の緑色のクッキー。白胡麻と抹茶の組み合わせが絶妙です。真ん中部分のごまの食感と、周りのクッキー部分のコントラストが印象的
・プティビズ・ダシカツオ
右下の丸いクッキー。山椒の味に思わず目が覚めます!クッキーを食べているのにダシの風味や和を感じる、初めての体験ができました。新感覚の味
斬新で個性的な味が何種類も入っていて、1種類ずつ食べ終えた後には大変満足感がありました。大袈裟に表現するのならば、まるでコース料理を食べた後のよう。
日本橋にゆかりのある素材が多く使用されているので、自然と情景も頭に浮かび、自宅に居ながら素敵な時間を過ごすことができました!
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今回はカフェタナカの日本橋三越限定クッキー缶「ビジュー・ド・ビスキュイ プティ リオン」をご紹介致しました。
私自身もレビューをする中で、改めて商品の魅力に気づくことができたのと同時に、作り手の想いが詰まったクッキーの魅力が、もっと多くの人に届くといいなと思いました。是非皆様もお試しください!
(うまいめし/仮谷 真歩)