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山川穂高加入を追い風に今季も変わらぬフルスイングでHR連発期待の現代のプロ野球界を代表するスター選手とは!?【ソフトバンクホークス戦力分析2024】

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山川穂高加入を追い風に今季も変わらぬフルスイングでHR連発期待の現代のプロ野球界を代表するスター選手とは!?【ソフトバンクホークス戦力分析2024】

ソフトバンクホークス戦力分析2024

衰え知らずの35歳!今季もバットでチームを牽引

【ソフトバンクのキーマン】柳田悠岐

開幕時点35歳とベテランと呼んでいい年齢だが、昨季も143試合フル出場で打率.299、22本塁打。今なお“チームの顔”を担うスーパーマン。近藤健介、山川穂高といった補強組も目立つが、やはり生え抜きスターの柳田悠岐が輝いてこそ、チームも団結できるはず。今季も変わらぬフルスイングでヤフオクドームにドデカい花火を打ち上げてほしい。

ソフトバンクの打撃陣

最大の目玉は西武からFAで獲得した山川穂高だろう。過去三度、本塁打王に輝いた球界を代表する長距離砲は昨季、スキャンダルによる処分などもあって17試合出場(0本塁打)にとどまったが、本来の実力を発揮できれば本塁打王の最右翼。柳田悠岐、近藤健介と構築するクリーンアップの破壊力は12球団屈指だ。1年間のブランクがどう影響するかは未知数だが、心機一転でぜひ力を発揮してほしい。野手陣の新戦力でいえば読売ジャイアンツからトレード移籍したアダム・ウォーカーも要注目。守備には難があるが、パ・リーグであればDHとの併用でリスクも幾分か減少する。戦力充実のソフトバンクにあってはポジションがダブつく可能性もあるが、外野とDHの併用をしながら上手くやりくりできれば打線の厚みはさらに増すはずだ。

その一方で、主力の大半が30代オーバーと「世代交代」も急務。FAなどで戦力補強を行うチーム方針の弊害とも言い換えられるが、“期待の若手”と呼ばれた選手がなかなか本格化しきれないシーズンが続いている。育成選手も含めて“逸材”は二軍以下に多く抱えているだけに、主力を脅かすような若い力の台頭にも期待したい。

花田 雪


(はなだ きよむ)

1983年、神奈川県生まれ。 編集プロダクション勤務を経て、2015年に独立。ライター、編集者として年間50人以上のアスリート・著名人にインタビューを行い、野球を中心にバスケットボール、大相撲、サッカー、ラグビーなど、さまざまなジャンルのスポーツ媒体で編集・執筆を行う。 著書に『あのプロ野球選手の少年時代』(宝島社)『オリックス・バファローズはいかに強くなったのか~選手たちの知られざる少年時代~』(日本文芸社)がある。

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