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タイBLドラマ『Top Form~抱かれたい男1位に脅されています。~』監督&メインキャストインタビュー|来日して日本のファンの温かさに感動! そして最終回は……?

アニメイトタイムズ

写真:アニメイトタイムズ編集部

桜日梯子先生の大人気漫画『抱かれたい男1位に脅されています。』(『MAGAZINE BE×BOY』連載)。漫画も大変な人気を誇っていますが、タイBL実写ドラマ化された『Top Form~抱かれたい男1位に脅されています。~』も配信されるやいなや、配信サイトのRakuten TVのデイリーでも1位になるなど、大きな話題となっています。

そんな人気の最中、Boss監督に加え、BOOMさん(アキン役)、SMARTさん(ジン役)、TOEYさん(ジェード役)、PEANUTさん(ジョニー役)、EUROさん(ナル役)、NAMWAANさん(ジュディ役)らが来日し、上映会&舞台挨拶が実施されました。

アニメイトタイムズでは、上映会後にキャストのみなさんにインタビューを実施することができました。最終話の配信と合わせてぜひお楽しみください!

 

【写真】『だかいち』タイBL実写ドラマ監督&メインキャストインタビュー

日本のファンの温かさ

──『Top Form~抱かれたい男1位に脅されています。~』ですが、日本でも非常に人気がありますよね。本日行われた上映会も多くのファンが集まっていました。日本のファンの熱量を実際にご覧になって、どのように感じましたか?

BOSS:ありがとうございます。本当に予想外で、想像もしていなかった展開です。日本のファンの皆さんが熱く応援してくださっていることに感謝しています。日本はこの作品の発祥地でもありますので、感慨深い瞬間でした。そして、まるで花が咲いたような気持ちになりました。こうして、日本でたくさんのファンの皆さんに応援していただけるなんて、とても感謝しています。

 

 
BOOM:配信が始まってから、日本のファンの方々がSNSで反応してくださっている様子を見ていて、それだけでも嬉しかったのですが、今日実際にお会いできて感激しました。本当に幸せです。そして、日本のファンの皆さんはとても温かく、僕たちを迎えてくださって、まるで家族みたいだと感じました。改めて感謝の気持ちでいっぱいです。

SNSを通じて、ファンの方が僕たちに向けてくださった愛や関心を感じていました。そして、今回こうして実際にお会いできたのは本当に光栄です。日本に到着してから多くのリアクションをいただき、多くの方が僕たちの来日を楽しみにしてくださっていて、とても嬉しい気持ちになりました。

 

 
SMART:「(日本語で)やったー! 嬉しい!」。今日は本当にありがとうございます。昨日の移動で少し疲れていたのですが、ファンの皆さんにお会いしたことでその疲れが一気に吹き飛びました。皆さんが僕たちにとってのエネルギーを注いでくださったおかげで、心から温かい気持ちになりました。本当に皆さんの支持に感謝しています。

特に日本で開催されたイベントが満席だったことは驚きでした。こんなに多くの方々が応援してくださるなんて、とても嬉しく思っています。この温かい歓迎に勇気をもらいました。そして、次回もこのような機会が持てればと思います。

 

 
TOEY:僕にとっては初めてのファンミーティングが海外で、それが日本だったことがとても嬉しいです。本日は雨が降っていたにも関わらず、たくさんの方が会場に来てくださり心から感謝しています。ファンの皆さんのポジティブなエネルギーを受け取り、僕もその気持ちに応えていきたいです。今回の経験は忘れられないものになりましたし、次回もっと多くのファンの皆さんと会いたいと思っています。

 

 
PEANUT:今回初めてドラマに出演しました。この業界ではファンミーティングを行う機会が多いですが、ここ日本で初めて皆さんと直接お会いすることができ、とても光栄に感じています。

そして海外にいるファンの皆さんにももっと会いたいという気持ちが強まりました。僕たちの作品を応援してくださる皆さん一人ひとりに感謝を伝え、笑顔や幸せを届けたいと思っています。この経験を機に、さらに多くの方々に会えるよう挑戦を続けていきたいです。本当にいつも応援ありがとうございます。

 

 
EURO:今回の機会をいただけたこと、本当に感謝しています。僕自身まだまだ新人で、こうして日本に来るのも初めてで、ファンミーティングに参加するのも初めてでした。ファンの皆さんに直接お会いできたことが、まるで夢のようです。

正直、人生で海外でファンミーティングをする日が来ると想像したことがなかったので、この経験はとても特別です。そして、日本のファンの皆さんが僕たちのことをこんなにも応援してくださっていることに、心から感謝しています。本当にありがとうございました。

 

 
NAMWAAN:本当にもう、嬉しい気持ちでいっぱいです。これまで、他の俳優さんたちが海外でファンミーティングを行っている姿を見てきましたが、自分自身がその舞台に立つ日が来るなんて全く想像していませんでした。

今回、日本に来てこんなにも多くのファンの皆さんから直接の愛を感じ取ることができて、感激しています。そして、ファンだけでなく、日本のスタッフの皆さんも含めて、ファンの皆さんがこの作品を応援してくださっていることに感謝の気持ちでいっぱいです。

今日は大雨だったこともあり、来るのが難しい状況だったと思いますが、それでもわざわざ足を運んでくださったファンの皆さん、本当にありがとうございます。そして、こうして皆さんの前に立てること、そして応援を受けることは、私にとって非常に誇らしい瞬間でした。

 

 

出演者たちの絆がとても強い

──本作の魅力はどんなところだと感じていますか?

NAMWAAN:このドラマの魅力は、登場人物の自然な心の動きです。出演している俳優の皆さんがそれぞれのキャラクターを深く理解し、綿密に準備をして臨んでいます。そして、優秀な監督の指導のもと、全体的にさらに完成度が高い作品に仕上がっています。

また、先ほどみんなで車の中で話していたのですが、大スクリーンで作品を見ると、その迫力やインパクトがより感じられます。特に、恋愛の場面や別れの場面など、どのシーンもとても自然で、それがこの作品の大きな魅力だと思っています。

 

 
EURO:制作が全体的に素晴らしいと感じました。映像のクオリティや色彩、全体のトーンがとても綺麗で印象的です。また、音楽も魅力のひとつです。音楽がドラマの雰囲気をさらに引き立てていて、特に出演者同士でも「この曲は本当に良いね」と話題になったほどです。

PEANUT:このドラマは人間味が溢れているところが魅力だと思います。様々な感情が描かれていて、料理に例えるなら甘さや辛さ、酸っぱさなど、いろんな味が混ざり合うドラマだと言えます。だからこそ、見ていて飽きることがありません。そして、作品を通じて多くのことを学べる点も魅力です。視聴者が人生に活かせる要素がたくさん詰まっている作品だと思います。

TOEY:今回実写化されたことが大きなポイントだと思います。元々原作が漫画で、その後アニメ化されて、さらに今回実写化されました。漫画やアニメでは描かれる内容がイメージとして楽しめますが、実写化では俳優が実際に演じることで、ストーリーの進展や展開がより立体的に楽しめます。この変化が、作品をより魅力的にしていると感じています。

 

 
SMART:この作品の一番の魅力はキャラクターのリアルさ、人間味だと思っています。それぞれの登場人物が非常に感情豊かでリアルに描かれているところが素晴らしいです。それに、ラブシーンがたくさん含まれていますが、それが無理やりではなく、ちゃんと物語の流れやキャラクターの心情に基づいて描かれているところも魅力的です。無理な展開ではなく、自然なつながりがあって心を揺さぶられるシーンだなと感じました。

さらに注目すべきなのは、細かな演出の工夫です。例えば、ジンとアキンが車の中で信号待ちしているシーンでは、赤信号から青信号に変わる瞬間が描かれています。このシーンはアキンが少しずつジンに心を開いていることを象徴しています。青信号はまるでジンの想いがアキンの心に届き始めたことを示しているようで、小さな演出が作品全体をより深く心に響くものにしていると思います。

BOOM:この作品には本当にいろいろな魅力がありますが、一番感動するのはスタッフの皆さんの努力です。このドラマがこれほど素晴らしいものになったのは、スタッフ全員が一丸となって全力を尽くしてくれたおかげだと思います。最初から、この作品を実写化するということ自体が挑戦で、原作漫画がすでに多くのファンに愛されていたため、ファンの期待に応えるためにスタッフ全員が頑張りました。ファンの皆さんも初めからずっと応援してくださっていて、それが私たちの原動力になりました。

また、脚本や演出の細やかさも素晴らしいです。この作品は、視聴者にキャラクターたちの気持ちを理解してもらうことができるように作られています。それぞれのキャラクターがなぜその決断をしたのか、どうしてその行動を取ったのか――その背景や心理を深く感じさせる作品です。

このような丁寧な物語作りができたのは、スタッフ全員の努力の結果だと思います。本当に感謝していますし、この作品を愛してくださっているすべての皆さんに感謝したいです。

 

 
BOSS:このドラマの魅力は、出演者たちの絆がとても強い点だと思います。私たちは本当に互いに信頼していますし、撮影中も頻繁にふざけ合うほど仲が良いです。今このインタビュー中でも、お互いにいじり合ってしまう場面があるくらいです(笑)。もちろん時には疲れたりすることもあり、不仲に見えることがあるかもしれませんが、それも仲の良さから生まれるものです。

また、制作においても皆が一丸となって努力したのがこの作品の魅力だと思います。予算が特別多くはない状況でも、基準を下げずに全員が全力で取り組みました。スタッフやキャスト全員が妥協せず、自分たちが納得するまで作り込んだ結果、最高のクオリティを実現できました。時には時間や労力を犠牲にすることもありましたが、それでも全員が努力を惜しまず、この作品に魂を注ぎました。

 

キャラクターとともに歩んできたファンたち

──作品に込められた情熱が伝わりますね。では、監督のBOSSさんに伺います。キャストの演技をご覧になってどのように感じましたか?

BOSS:キャストの皆さんの演技には本当に感動しました。ある瞬間、彼らが演じているキャラクターの影、つまりキャラクターが実在しているかのように感じられる場面がありました。彼らの演技を通じて、キャラクターが生きているように見えるのは、この作品の素晴らしい点のひとつです。出演者たちがキャラクターに命を吹き込んでくれたおかげで、この作品はさらに深みを増しました。

──皆さんに質問ですが、特に印象に残ったシーンはどこでしょうか?

SMART:印象に残っているシーンはたくさんあるんですが、特に感情的になったのは第9話のラブシーンです。なぜかというと、このシーンはキャラクターがこれまで作り上げてきた関係や物語のすべての集大成のように感じられるからです。このシーンを通じて、本当に多くの感情がリアルに伝わってきて、僕自身心を動かされました。

 

 
NAMWAAN:第11話のシーンがとても印象に残っています。そのシーンでは、アキンが書いた台本をジンが読む場面があるのですが、感情を込めて涙を流さなければならない演技があって、非常に難しかったです。背景やキャラクターの感情を完全に理解する時間がなかったので、すぐに泣かなければいけない状況を難しく感じました。でもそのとき、BOSS監督が優しく『無理しなくていい。演技できるならやってみよう』と声をかけてくれて、緊張を和らげてくれました。

さらに監督が『悲しいシーンを考えるときに連想する色は何?』と私に尋ねてくれ、『白色』と答えました。実際に撮影に入ると、監督が小声で『白』と囁いてくれて、その一言だけで感情が湧き上がり、涙が自然と流れました。この方法が本当に効果的で、瞬時に役の感情に入り込むことができました。演技としても、私自身としても非常に心に残る経験でした。

BOSS:私が一番好きなシーンは第2話のクライマックスです。アキンとジンの2人が一緒にいることができないという状況が描かれていますが、画面越しでお互いにコミュニケーションを取る様子がとても印象的でした。具体的にいうと、遠く離れている2人がそれぞれ画面越しにインスタグラムでお互いをフォローし合う瞬間です。このシーンには、物理的には離れていても心の繋がりは保たれているという意味が込められています。

EURO:私にとっては、初めて自分が出演したシーンを見る瞬間が最も印象的でした。実際に完成したドラマを見たときに「あ、これが自分が演じたキャラクターだ」と初めて実感できました。それがとても感動的で、嬉しかったです。

 

 
TOEY:はい、まだ公開されていないキャラクター、リットさんに関するエピソードが印象に残っています。観客の皆さんが彼についてどんな風に想像しているのか、とても興味があります。自分自身もそのキャラクターがどんな人物なのかを想像しながら演じました。

また、このドラマで初めての挑戦として、タバコを吸う演技もしました。ただし、もちろん安全のために、使ったタバコは偽物ですのでご安心ください(笑)。

PEANUT:一番感動したのは第9話のラブシーンです。今日劇場でそのシーンを見たときも、少し涙がこみ上げました。大きなスクリーンでこそ感じられる感情や迫力がありました。また、そのシーンに使用された曲も印象的でした。実はこの曲は初めて歌ったものだったため、撮影時も思い入れが強く、とても感情が高まったシーンでした。

 

 
BOOM:まだ視聴していないのですが、第11話のシーンが印象に残っています。そのシーンではジンが表彰台に立ち、受賞する姿が描かれます。これはアキンがジンの成功を見届ける側に立つシーンです。彼がどれほど成長したか、どれほど遠くまで進んできたのかを目の当たりにする瞬間で、とても感動的でした。彼が成功して前に進んでいる姿を見て、『自分は彼をサポートする立場にいるべきだ』と感じました。彼が受賞している姿を見て本当に誇りに思いました。

──最後に監督からファンの皆さんへメッセージをお願いします。

BOSS:この作品を通じて、キャラクターたちとともに歩んできたことは、私にとって非常に感慨深い経験でした。そして、ファンの皆さんもこの物語を通じてキャラクターと一緒に笑いあい、涙を流し、困難を乗り越え、一緒に成長してきたのではないかと思います。

この最終回では、キャラクターたちがどのような形で成長を果たし、物語がどのように完結するかを共に体験していただければと思います。これまで支えてくださったファンの皆さんに心から感謝しています。そして、最後までこの物語を楽しんでいただけたら幸いです。

 
[インタビュー・写真/MoA 通訳/マハウォンウィリヤ・スタシニー Stylist/Kriengkrai Saejung Hair&Make-up/翁 咏健]

 

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