今季初先発の阪神・伊藤将司が“一発快投”でローテ入り狙う、5戦連続HQSの西武・渡邉勇太朗は5勝目狙う
今季は中継ぎで1試合登板したのみの伊藤
阪神・伊藤将司が11日の西武戦(ベルーナドーム)で今季初先発する。4月3日のDeNA戦で5番手として登板し、0.2回を無失点に抑えたが、その1試合に登板しただけで同11日に登録抹消。その後は二軍で登板を重ね、前回6月4日のくふうハヤテ戦は6回4安打無失点と結果を残し、一軍切符をつかんだ。
ルーキーイヤーの2021年と2023年に2桁10勝をマーク。しかし、昨季は4勝にとどまり、今季に復活を懸ける。遠回りしたが、ようやく巡ってきたチャンスに燃えているだろう。
同じ腕の振りから投げ込むストレート、ツーシーム、カットボールを低めに集めて打者に的を絞らせない投球が持ち味。西武戦は昨年6月7日に7回1失点で勝ち投手となっており、苦手意識はないはずだ。
先週の日本ハム戦で先発した門別啓人は4回4失点で二軍落ち。ぽっかり空いたローテーションの椅子を伊藤が“一発快投”でゲットするか。
4勝3敗、防御率2.56の渡邉
一方の西武は渡邉勇太朗が先発する。今季は9試合に登板して4勝3敗、防御率2.56。5月16日のオリックス戦から3連勝中で、4月27日のオリックス戦から5試合連続ハイクオリティスタート(HQS=7回以上自責点2以下)と安定している。
浦和学院高からドラフト2位で入団して7年目。阪神戦は昨年6月9日に先発して6.2回8安打3失点で負け投手だった。3番・森下翔太、4番・佐藤輝明の前を打つ1番・近本光司、2番・中野拓夢を塁に出さないことが肝要だ。
渡邉は2021年の4勝がシーズン自己最多だけに、今年の出来ならキャリアハイ確実。セ・リーグ首位チームを封じて5勝目ゲットなら価値がある。
その他の試合の予告先発は以下の通り。
日本ハム・加藤貴之-ヤクルト・高梨裕稔(エスコンフィールド)
オリックス・田嶋大樹-DeNA・A.ジャクソン(京セラドーム大阪)
楽天・内星龍-中日・涌井秀章(楽天モバイル)
ロッテ・西野勇士-広島・大瀬良大地(ZOZOマリン)
ソフトバンク・前田純-巨人・西舘勇陽(みずほPayPay)
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記事:SPAIA編集部