配信派も思わずチャンネルを回したくなる!25年11月 日本全国各地で放送開始予定の韓国ドラマ7選
全国各地のローカル局では、地元の空気に寄り添うように多彩な韓国ドラマが放送され、日々の暮らしに小さな癒やしと楽しみを届けている。
配信やBSとは異なり、誰でもテレビをつければ観られるという手軽さと、地域ごとに異なる放送ラインナップが魅力である。
主婦層を中心に、近年では50代以上の男性層にもファンが拡大しており「家族で観られる韓ドラ」としても定着しつつある。
今月は、ヒューマン、ファンタジー、ロマンス、ホーム、時代劇、アクションとジャンルも幅広く、秋の夜長にぴったりの作品が揃った。
そこで本記事では、2025年11月に日本の各ローカル局で放送開始予定の韓国ドラマ7選をご紹介。(2025年10月28日現在/※編成の都合により放送日時・作品に変更が生じる場合がございます)
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『逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-』(MBC/2017)
1作目にご紹介する作品は、『逆賊-民の英雄ホン・ギルドン-』。
2017年に韓国MBCで放送された本作は、民を暴君から救うべく「愛」と「戦い」に身を捧げた一人の英雄の壮絶な人生を描いた時代劇。
主演はキム・サンジュン、ユン・ギュンサン、チュ・スビンら実力派俳優陣。重厚な演技と心を揺さぶる人間ドラマで、放送当時から高い評価を得た。
韓国では最高視聴率14.4%を記録し、社会派時代劇として世代を超えて共感を呼んだ本作。
『2017 MBC演技大賞』では“今年のドラマ賞”を受賞し、主要キャストたちも各部門でトロフィーを手にした。
日本でもBS、CS、そして地上波で何度も再放送されており「一度は観たことがある」という視聴者も多い、まさに名作の一本である。
●キャスト:キム・サンジュン、ユン・ギュンサン、チェ・スビン、キム・ジソク、イ・ハニ 他
●日本放送情報:チバテレ/2025年11月7日(金)スタート
月~金曜日 9時30分~10時25分
『ケリョン仙女伝~恋の運命はどっち!?~』(tvN/2018)
2作目は、2018年に韓国tvNで放送された『ケリョン仙女伝~恋の運命はどっち!?~』。人気同名ウェブ漫画を原作としたファンタジー・ロマンスである。
主演はムン・チェウォン、ユン・ヒョンミン、ソ・ジフンの3人。長い歳月を生きる仙女と人間の出会いが、ユーモアと温かさをもって描かれている。
物語は、699年もの間、最愛の夫を待ち続けた仙女オクナムの前に、性格も境遇もまったく異なる2人の男性が現れるところから始まる。ツンデレエリートと癒やし系のぬくもり男子・・果たしてオクナムが待ち続けた“ダンナ様”はどちらなのか。
ファンタジーと現代的な恋愛ドラマが絶妙に融合した本作は、世代を問わず楽しめる癒やし系ラブストーリーとして根強い人気を誇っている。
●キャスト:ムン・チェウォン、ユン・ヒョンミン、ソ・ジフン、コ・ドゥシム、カン・ミナ 他
●日本放送情報:とちぎテレビ/2025年11月10日(月)スタート
毎週月曜日 12時5分~13時
『プロデューサー』(KBS/2015)
3作目は、2015年に韓国KBSで放送された『プロデューサー』をご紹介する。
チャ・テヒョン、コン・ヒョジン、キム・スヒョン、そしてIUという豪華キャストが共演し、放送業界のリアルな日常と、仕事と恋に奮闘する登場人物たちの人間模様をコミカルかつ温かく描き出した。
劇中ではパク・ボゴム、SUPER JUNIORのリョウク、BLACKPINKのジスなど人気スターがカメオ出演し、話題性をさらに高めた。
最高視聴率は全国で17.7%を記録するなど、大ヒット作となった。
また『2015 KBS演技大賞』や『大韓民国スター芸術大賞』など数々の授賞式で大賞・作品賞を受賞、出演者たちも大賞・人気賞・優秀演技賞などを手にするなど、韓国ドラマ史に残る名作として今も語り継がれている。
●キャスト:チャ・テヒョン、コン・ヒョジン、キム・スヒョン、IU、キム・ジョングク 他
●日本放送情報:とちぎテレビ/2025年11月11日(火)スタート
毎週火曜日 12時5分~13時
『国家代表ワイフ~華麗なる江南奮闘記~』(KBS/2021~2022)
2021年から2022年にかけて韓国KBSで放送された『国家代表ワイフ~華麗なる江南奮闘記~』は、現実の中に小さな幸せを見出す家族の奮闘を描いたヒューマンドラマ。
主演はハン・ダガム、ハン・サンジン、シム・ジホら実力派俳優陣。韓国の定番ジャンルであるイルイルドラマとして、放送当時多くの主婦層から共感を集めた。
広告会社の企画チーム長として働くソ・チョヒは、夫ナムグ、娘リアン、そして義母ソンドクと暮らしている。一度は夢見た江南暮らしを手にしたものの、夫の投資失敗で再び生活は転落。娘のためにも再び江南に戻るべく、チョヒは孤軍奮闘の日々を送る。
「幸せとは、家そのものではなく、そこでともに支え合いながら生きる人々のこと」というテーマが胸を打ち、全国最高視聴率19.5%を記録するなど、韓国の家庭ドラマの王道として長く愛されている。
●キャスト:ハン・ダガム、ハン・サンジン、シム・ジホ、クム・ボラ、シン・ヒョンタク 他
●日本放送情報:三重テレビ放送/2025年11月4日(火)スタート
毎週(火) 13時30~14時 / 14時30分~15時 (1日2話放送)
『軍検事ドーベルマン』(tvN/2022/全24話)
5作目は、2022年に韓国tvNで放送された『軍検事ドーベルマン』をご紹介する。
実力派俳優アン・ボヒョンとチョ・ボアが主演を務めた本作は、お金のために軍検事になったド・ベマンと、復讐のために軍に入ったチャ・ウインの立場も動機も異なる2人が、腐敗した軍内部の闇を暴き、真の正義を貫く姿が描かれる。
スタイリッシュな演出と緊張感のある法廷シーン、そして主人公2人の成長と葛藤が重層的に描かれ、視聴者の心をつかんだ。
全国最高視聴率10.081%を記録し、重厚なテーマ性と爽快な展開が見事に融合した社会派エンターテインメントドラマとして高い評価を受けた。
●キャスト:アン・ボヒョン、チョ・ボア、オ・ヨンス、キム・ヨンミン、キム・ウソク 他
●日本初回放送情報:サンテレビ/2025年11月8日(土) 21時30分〜22時25分
『たった一人の私の味方』(KBS/2018~2019/全65話)
2018年から2019年にかけて韓国KBSで放送された週末ドラマ『たった一人の私の味方』は、家族の絆と許し、そして愛の力を描いた感動のヒューマンドラマ。
主演はチェ・スジョン、ユイ、イ・ジャンウといった実力派俳優たち。視聴者の共感を呼ぶ演技と温かなストーリーで放送当時大きな反響を呼んだ。
物語は、愛する人と穏やかな日々を送っていた女性の前に、27年ぶりに犯罪者の父が姿を現すところから始まる。
父と娘の再会を軸に、過去の傷を抱えながらも互いを理解し、人生を取り戻していく過程が丁寧に描かれている。
全国最高視聴率49.4%を記録し、涙なしでは見られない名作として韓国ドラマ史に残る人気作となった。
●キャスト:チェ・スジョン、ユイ、イ・ジャンウ、ユン・ジニ、チョン・ウヌ 他
●日本初回放送情報:サンテレビ/2025年11月11日(火) 11時〜11時55分
『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』(tvN/2019/全28話)
最後にご紹介する作品は『ホテルデルーナ~月明かりの恋人~』。2019年に韓国tvNで放送された。
IU×ヨ・ジング主演の本作は、幽霊だけが泊まるという不思議なホテルを舞台に、気難しくも美しい女社長チャン・マンウォルと、現実主義的なエリートホテリエ、ク・チャンソンの運命的な物語が描かれる。
IUの繊細な演技と、ヨ・ジングの誠実な存在感が絶妙に調和し、ファンタジーでありながら人間味あふれるストーリーに深みを与えている。
最終回では全国視聴率12.001%を記録し、2019年tvNドラマの最高視聴率を樹立するなど、映像と音楽、演出の三拍子がそろった名作として高く評価された。
●キャスト:イ・ジウン(IU)、ヨ・ジング、シン・ジョングン、ペ・ヘソン、ピョ・ジフン 他
●日本初回放送情報:テレビ和歌山/2025年11月7日(金) ひる12時4分
(ライター/ダンミ ニュース部)
