みんな知ってた?日本で初めて「マラソン」が行われた場所は神戸でした 神戸市
毎年全国各地で大会が開催され、多くの人が参加している「マラソン」。実はこの始まりが、ここ神戸であったことをご存じでしょうか?そんな歴史を表す石碑があると聞いてさっそく取材に行ってきました。
石碑は三宮フラワーロードにあり、神戸市役所のちょうど前に設置されています。
5人のランナーが一生懸命走っている姿がデザインとして刻まれています。みんなで並んで走る姿が何とも印象的ですよね!
市役所の前に設置されているのはこちらの石碑のみで、その歴史や設置の経緯などは書かれていません。
神戸市のホームページによりますと1909年、神戸の湊川埋め立て地から大阪の西成大橋東端までの約32キロの「マラソン大競走」が行われたのですが、その大会が日本で初めて「マラソン」という名称を使った大会なのだそうです。
その大会については色々と面白いエピソードが書かれていて、まず当時の神戸市長が選手の前に張られた紅白のテープを「短剣」で切って大会はスタート!
1位の選手は御影付近で「わらじの緒」が切れるアクシデントがあったそうですが、それを脱ぎ捨てて走り続け、優勝に輝いたのだとか。300円の賞金のほか、金時計や銀屏風などの豪華な賞品が贈られたのだそうです。
石碑があるのは2011年からスタートした「神戸マラソン」のスタート地点でもあり、その長い伝統が感じられる場所となっています。今年は11月16日に開催予定で、5万人を超えるランナー応募があったのだとか(定員は2万人)。
ランナーはもちろん、応援する人もぜひそんな歴史を思い浮かべてみてもらいたいなと思った記者なのでした。
場所
日本マラソン発祥の地
(神戸市中央区加納町6丁目5)