お守りをかけるものじゃなかった…。「車のルームミラー」にある“謎の出っ張り”の意外と知らない使い方
車に乗ると、ミラーについているレバーのようなものが目に入ることがありますよね。ぱっと見た感じは、何かものをかけられるフックにも見えますが、本来の使い方はちょっと違います。ここでは、車のルームミラーについている“ナゾの出っ張り”の正体についてご紹介します。
フックの正体は「防眩機能」だった……!
このルームミラーについているナゾの出っ張りの正体は「防眩(ぼうげん)機能」です。
夜に運転していると、後続車のヘッドライトが眩しくて目がくらむことがありますが、そんなときに役立つのがこのレバー!
レバーの角度を変えるだけで、後方車両のヘッドライトの影響を受けにくくなる優れものなんです。
防眩機能付きのルームミラーは、鏡の部分が2層構造。一般的には、
レバーを手間に引くとが反射は弱まり……、
奥側に引くと、反射率は高くなります。
ルームミラーのレバーは、夜間でも安全に走行するための便利なアイテムだったんです!
ただし、防眩の切り替えは必要最低限にとどめましょう。光の反射率は下がりますが、後方が見えづらくなるデメリットがあります。
反射率を調整した後は必ず元に戻し、通常走行の際は使用しないよう注意してください。
レバーにものを引っかけるのはNG!
ルームミラーのレバーを防眩機能とは知らずに、マスコットやキーホルダーを吊り下げていませんか? じつはわたしも、「お守りをつけておくのにちょうどいい」と思い、ひっかけていた時期がありました。
もちろんこれは、避けるべきNG行為です。ルームミラーのまわりにアクセサリーを取り付けると、誤作動につながる場合があります。
ものをかける、吊るす使い方は本来の用途ではありませんので避けましょう。
三木ちな/お掃除クリンネスト1級、整理収納アドバイザー1級、節約生活スペシャリスト、歴20年業スーマニア