フレンチと日本料理の調和が奏でる、オリジナリティあふれる美味を堪能| 【野田】原宿/明治神宮前
飲食店がひしめく原宿で、存在感を放っていた美食ビストロ【kiki harajuku】が、2023年10月に日本料理店としてリニューアル。日本料理【野田】として、創造性あふれる日本料理を提供してくれます。ほかでは味わえない美食の数々に出合える一軒。大人デートや記念日のお祝いなどにもよく似合う、上質な時間を紡いでくれる空間です。
ゲストの居心地の良さを重要視し、くつろぎの空間を演出
明治神宮前駅から徒歩5分の場所に店を構える【野田】。美食ビストロ【kiki harajuku】が日本料理店【野田】としてリニューアルし、新たにオープンしました。伝統的なフランス料理と日本料理を学んだシェフの野田氏が提供する、一番だしと寸胴鍋で一からとったコンソメの香りが共存する、唯一無二のお店です。
一歩足を踏み入れると、目の前に広がるのは、落ち着きのある上質な空間。カウンターは砂の質感のある素材で、壁は伝統的な職人技「かき落とし」の技法を使用し仕上げるなど、自然な色合いと手仕事にこだわっています。高さ1mのミドルチェアを配することで、長時間くつろいで座れるよう配慮。華美な装飾を省き、本物の居心地の良さを追求しています。
四季折々の繊細な食材の味を引き出した料理の数々
シェフの野田氏は、パリの名店【タイユヴァン】などで腕を磨き、伝統的なフレンチをアレンジした料理で人気を博してきた人気シェフ。コロナ禍の1年間、定休日を活用して原宿の老舗【重よし】で日本料理を学び、一番だしとコンソメの香りが共存する「野田流・日本料理」を完成させました。
その中から、オススメの3品をご紹介します。
『鮟鱇竜田揚げ』
鍋料理の具材として食べることの多いアンコウを、アイデアあふれる手法で竜田揚げに。下味となるのは、ヒノキの仲間で、食用にもなる「ゴールドクレスト」の粉。カリフラワーとみかんの汁の蒸し煮を添えて、さっぱりといただきます。
『真珠貝と洋梨の白和え ミルク湯葉添え』
佐賀県の鮮魚店から取り寄せたアコヤ貝の貝柱を、一番だしと白醤油で下味をつけ、湯葉の代わりの自家製のミルクスキンで白和えにした逸品。さらに、ラ・フランスを加えることで、和の定番料理が洋の魅力を加えたオリジナリティあふれる表情を見せてくれます。
『白子ポン酢』
シェフ自ら豊洲に出向き厳選したタラの白子に、軽く塩をあててから昆布だしに。昆布だしとローストした昆布でつくったオイルで火を入れたほうれん草とあえ、自家製塩ポン酢と、セリ科のハーブである「ラビッジ」のオイルをかけて、食感と香りを楽しみます。
より一層料理を楽しんでほしい、との思いがカタチに
「自分で食材を選ぶことで、料理の仕上がりも変わってくる」と語る野田氏。その言葉通り、豊洲で毎日食材を厳選し、納得できるものだけを仕入れています。新鮮さも大きなポイントとなる野菜やハーブは、千葉県の吉野ハーブファームに依頼。毎日連絡を取り合い、直接足を運ぶこともしばしばだそうです。
料理とワインのペアリングを考える際のベースにあるのは、ワインの味の構成。また、お茶をベースにハーブや旬の食材を使ったペアリングについても、酸味と旨みを大切にしているそう。こだわりの組み合わせを体験するのも、楽しみの一つです。
フレンチの伝統と日本料理の繊細さが、おいしいハーモニーを奏でる料理に感動できるお店【野田】。ディナーはもちろん、ランチ営業もしているので、まずはそちらから体感してみるのもオススメです。
料理人プロフィール:野田 雄紀氏
野田
【電話】070-3882-3150
【住所】東京都渋谷区神宮前6-9-9 アヴニール表参道1F
【エリア】原宿/明治神宮前
【ジャンル】イノベーティブ・フュージョン
【ランチ平均予算】30000円
【ディナー平均予算】30000円
【アクセス】明治神宮前〈原宿〉駅 徒歩5分
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報や営業時間は店舗にご確認ください。