旋風を巻き起こしたあの食パンの原点が今津に♪注目は“熟成さつまいも” 西宮市
「パンの耳まで柔らかい」と、旋風を巻き起こしたあの“ふわふわもっちり”の食感を求めて長蛇の列に並んだ記憶がある人も多い「生」食パン。
誰もが一度は聞いたことがある本物の「生」食パンを100年先まで残したい、そんな想いを込めた『「生」食パン創業家』(西宮市)が、昨年11月にオープンしました。
いったい何が変わったのでしょう?その進化を探るべく、阪神・阪急「今津駅」から歩いて3分ほどのところにあるお店へ取材に行ってきました。
この日、棚にずらりと並んでいた朝焼き生食パンは「プレーン」「黒糖レーズン」「ベルギーチョコ」「熟成さつまいも」の4種類。日によっては「チーズ」などもあるようです。
あのふわふわもちもち食感と、きめ細やかで柔らかくとろけるような口どけは残しながら、以前との差別化を図るために材料を全て選び直し、分量や製法などをリニューアルさせたとのこと。
それによりパンそのものの食感や味わい、香りなどが改良され、これまでにない特別な「生」食パンに仕上がっているのだとか。
早速、「プレーン」を食べてみると、甘い香りやしっとり、ふんわりとした生地とやさしい風味は今も変わらぬ安心の味。
そして、注目したのは「熟成さつまいも」。創業者・阪上氏が手掛ける『高級芋菓子 しみず』と同じ鹿児島県産の熟成さつまいもを生地に練り込み、さらにさつまいもペーストも巻き込んで焼き上げているそうで、持ってみるとずっしり重みがあります。
子どもにも食べさせてあげたくなるようなさつまいもの自然の甘みがなんともほっこりとした気持ちにさせてくれます。
買ったその日はそのままで、翌日はほんの少しバターを乗せてトーストしてもいいかも。
「生」食パンにはそれぞれ認定シリアルナンバーカードが付けられています。これから受け継がれる味を守るため、決められた材料・分量・製法を守り、創業家で作られたことを示す“証”となるとのこと。
ナンバーカードには他の楽しみもあり、毎月インスタグラムや店頭でラッキーナンバーが発表され、生食パンなどがもらえるそうです。
これからはサンド系のほか新たな展開も企画中だそうで、どんなアイデアが飛び出すのでしょうか?楽しみですね。
場所
「生」食パン創業家
(西宮市津門呉羽町2-18)
営業時間
10:00~18:00
定休日
火曜日