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横浜市立盲特別支援学校フロアバレーボール部 全国大会で準優勝

タウンニュース

学校の朝会で準優勝を報告する部員たち(写真はいずれも同校提供)

横浜市立盲特別支援学校=松見町=のフロアバレーボール部が、8月22日まで行われた第8回全国盲学校フロアバレーボールTOKYO大会で準優勝となった。

同校は視覚に障害のある幼稚園から高校年代の各学部があるほか、あん摩マッサージ指圧師などの国家試験受験資格を得られる専攻科には大人も通うことができる。

フロアバレーボールは全盲や弱視の視覚障害者と健常者が一緒にプレーできるよう考案された、バレーボールをベースにした球技。6人制で、前衛3人はアイマスクなどを着用し何も見えない状態でプレー。後衛3人は視覚情報やボールの音などを参考に、前衛選手にポジションの指示をするなどの役割もある。

同部には中学部3人、高等部普通科5人、専攻科1人の計9人が所属。6月に行われた関東地区大会で優勝し、全国10の盲学校による全国大会への出場を決めた。

打倒大阪にあと一歩

昨年の全国大会では3位だった同部。今年は「打倒大阪」を掲げ、3連覇中の大阪南視覚支援学校のもとへ遠征して練習試合を行うなど研究を重ねてきた。

3セットマッチで行われたトーナメントでは1セットも落とさず決勝に進出。相手は4連覇を狙う大阪南。同部は1セット目を先取したものの、大阪南から立て続けに2セットを奪われ、悲願の優勝とはならなかった。

後衛でプレーしチームの司令塔を担い、大会優秀選手にも選ばれた清水隆之介さん(普通科3年)は「昨年も同じチームに負けたので悔しい思いはあるが、応援してくれた人たちのおかげでここまでプレーできたことに感謝したい」と思いを語った。

前衛でプレーした小原檀(まゆみ)さん(普通科3年)は「自分の持っている感覚をフル活用しながら、視覚障害者も晴眼者(視覚に障害のない人)も共存して楽しめるのがフロアバレーボール。卒業して社会人になっても競技を続けたい」と話した。

決勝戦の様子(青のユニフォームが横浜)

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