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板橋区のおすすめランチ13選。洋食、カレー、中華そば、フレンチコースまで日々のごちそうを味わおう

さんたつ

洋食専門店かわしま1

東京23区の中でものんびりとした雰囲気の板橋区。小さくも個性的なお店が集う板橋は庶民のお財布にやさしいお店がたくさん! そんな板橋の中でもぜひ食べたいランチをピックアップ。ごちそう気分が味わえる洋食、サクッとおなかを満たしてくれるラーメン、驚くようなパスタ、ゆっくり味わう本格フレンチコースなどなど、おすすめの13店へ!

パリ4区 板橋店(ぱりよんく いたばしてん)

街の人々に愛される、ずっと変わらない上品な味わい『レストラン オオタニ』【大山】

オムライス1550円は、コールスローサラダ付き。季節の果物を使った生ジュース880円も人気。

薄い玉子焼きに包まれた正統派のオムライス。ケチャップライスは深みのあるしっかりとした味なのに食べ心地は軽やかだ。

1965年に創業した当時は、マヨネーズやソースなど全てを一から作り、ホテルクラスの高級な国産食材を使うのが当たり前だった。時代が変わり便利になっても、当時のレシピや食材を変えていないという。その真摯(しんし)な取り組みが、品のあるやさしい味わいに表れているのだ。親子3代、4代で来るお客さんも多いそうで「今があるのは皆さんのおかげ」と言うが、感謝するのはこっちのほうだ。

ジュウジュウと音を立てながら運ばれてくるビッグサイズの若鶏・チキンソテーもおすすめ。材料をミキサーにかけたあと、1週間ほど熟成させることで味が落ち着くというタレは、自家製のガムシロップを用いたサラリとした甘みが特徴。タレが染み込んだポテトもうまい!

支配人の大谷功一さん。
若鶏・チキンソテー1550円。

『レストラン オオタニ』店舗詳細

レストラン オオタニ
住所:東京都板橋区熊野町47-8/営業時間:11:00~22:00(14:00~16:30は喫茶のみ、夜は21:00揚げ物LO、それ以外は21:20LO)/定休日:火(祝の場合は営業、翌水休。変更の場合あり)/アクセス:東武鉄道東上線大山駅から徒歩6分

豊洲で仕入れた旬の魚介を惜しみなく提供『洋食専門店かわしま』【大山】

豊洲ランチ1400円(ライス、味噌汁付き)は1日数量限定。

洋食は定番メニューが多いため、季節感を出すために始めたのが豊洲ランチ。その名のとおり、オーナーシェフの川島紀彦さんが豊洲まで魚介を買い付けに行く。「洋食店では珍しいかもしれませんが旬も分かるし、店に合った食材を選べます」。この日はお値打ちだったというマダイに、エビとカニクリームコロッケの3点。小鉢の山かけには贅沢(ぜいたく)に本マグロを使う。

メニューには鮮魚のポワレやポークリエットなど、以前働いていたというフレンチも。洋食に合うワインも揃うので、夜はアラカルトで楽しむのもおすすめだ。

オーナーシェフの川島さん。事前予約でコース料理も作ってくれる。
川島さんのさまざまな経験が垣間見えるのが、夜のみ提供のおまかせ前菜盛り5品1600円(3品1000円)。+700円でワインセットにも。内容は日替わり。

『洋食専門店かわしま』店舗詳細

洋食専門店かわしま
住所:東京都板橋区大山東町45-2-2F/営業時間:11:30~14:30LO・18:00~20:00LO/定休日:月/アクセス:東武鉄道東上線大山駅から徒歩4分

陳さんファミリーのキャラも魅力的『華福』【大山】

手前から、ふわふわの食感が感動的なバングン(エビ蒸し巻き)900円、甲羅まで食べられるソフトシェルクラブ2480円、あんが隠れた看板メニューの華福焼きソバ1100円。

ベトナムと中華という組み合わせは、シェフの陳賢錦(チンケンキン)さんの家族の歴史に深く関わる。福建省出身の陳さんは、ベトナムの華僑の家系であった縁でベトナムに渡り料理を習得。渡日して銀座のベトナム料理店などに勤めたのちにこの店をオープン。メニューには、ボリュームたっぷりの中華料理、野菜と米粉をたっぷり使ったヘルシーなベトナム料理がズラリ。餃子の皮もタレも一から手作り。奥さまと開発したオリジナルメニューも絶品の味揃いだ。

陳さんファミリーとスタッフたち。

『華福』店舗詳細

華福
住所:東京都板橋区大山西町54-2/営業時間:11:00~14:30(土・日・祝は11:30~15:00)・17:00~23:00/定休日:火/アクセス:東武鉄道東上線大山駅から徒歩5分

エキゾチックなスパイス遣いに瞠目『マナカマナ』【大山】

手前からマトンの干し肉とトマトと炒め合わせた「スクティ」950円、ダルバート・タルカリ アチャール添え1800円。

看板には「Since 1998」の文字。オーナーの齋藤まどかさんと亡きネパール人の夫が店をオープンしたのは、ネパール料理が世間に認知されるはるか前のこと。「フェヌグリーク、アジョワン、山椒などのスパイスを熱々の油で熱して香りを出すのがネパール料理の特徴」と齋藤さん。スパイスの香りが食欲をそそるおかずが添えられたネパール定食ダルバート、干し肉の炒め物スクティなど、ネパール人シェフによるソウルフードを召し上がれ。ランチはバイキングで日替わりカレーが楽しめる。

オーナーの齋藤さんとネパール人スタッフ。

『マナカマナ』店舗詳細

マナカマナ
住所:東京都板橋区大山東町59-20 2F/営業時間:11:00~15:00・17:00~22:00/定休日:不定/アクセス:東武鉄道東上線大山駅から徒歩2分

“映え”だけじゃない唯一無二のアイデアが光る『キッチン亀』【中板橋】

へそハンバーグ定食1100円。温泉卵100円(左下)と崩したハンバーグをごはんに混ぜて食べるのもおすすめ。

1959年に開業し、居酒屋から町の食堂を経て、1999年から洋食中心に。現在一番人気のへそハンバーグは、フレンチや中華の経験がある4代目の原田隆さんが考案。ユニークなビジュアルが注目されるが、ふわふわなのに肉感もあるハンバーグの食感も抜群! ブロック肉で仕入れ、やわらかい部分は手切り、筋の部分はペーストなど状態に合わせて挽き方を変えるひと手間がおいしさの秘訣だ。

炒飯のチャーシューの代わりに、焼いたハンバーグを崩して炒め合わせたバーグきのこオムライスも人気。中華醤や味噌を合わせたタレとハンバーグの肉汁、キノコのうまみがごはんに染み込んでいる。生クリームたっぷりのふわふわオムレツと相性ぴったり。

厨房では、母親・トシ子さんがヘルプ。ちゃちゃっと目分量で味を決める長い経験で培われた技術も大事な戦力だ。

トシ子さんと隆さん親子。
バーグきのこオムライス920円。

『キッチン亀』店舗詳細

キッチン亀
住所:東京都板橋区中板橋18-11/営業時間:12:00~15:00・18:15~20:30LO(夜は不定休あり)/定休日:月夜・火/アクセス:東武鉄道東上線中板橋駅から徒歩3分

優しすぎるマフェの味わいに舌鼓『喫茶さかもと』【上板橋】

マフェ(ピーナッツペースト入りチキンカレー)950円。ブレンドコーヒー500円。

「他の喫茶店では食べられないものを出したかった」とは、店主の坂本新介さん。妻・千佳子さんが仏留学中にルームメイトから教えてもらったアフリカ料理・マフェをカスタマイズし、看板メニューに。欠かせない食材のピーナッツペーストがたっぷりと入って、香ばしさが甘みを引き立てる。ゴロっと大きなチキンは煮込まれてホロホロ。味わい優しく、ボリューミーで大満足の一品だ。

坂本夫妻。
ゆったりした店内には書籍や民芸品が。新介さんの描いた絵画も飾られている。

『喫茶さかもと』店舗詳細

喫茶さかもと
住所:東京都板橋区常盤台4-30-4
/営業時間:11:00〜18:00LO/定休日:月・火/アクセス:東武鉄道東上線上板橋駅から徒歩3分

スパイス香るアッツアツの鉄板カレー『匠(しょう)えん』【成増】

匠えんカレー(タンドリーチキン)1166円。鉄板カレーは欧風や野菜などもあり、ハーフ&ハーフにできる。

数十種のスパイスが芳しい匠えんカレーには、タンドリーチキンがゴロゴロ。「鉄板の熱で、香りが最後まで立っているんです」とは、店長の小畑真さん。強い辛味も癖になるが、そこにバターが溶けて甘く変化するのも楽しい。また、スープカレーも人気だ。チキンと野菜、アサリを圧力鍋で煮込んだあっさりスープは、魚介の香りが際立つ。玄米ごはんをたっぷり浸して食べれば、やみつきに。

匠えんスープカレー1760円。途中でレモンを加えて味変も。
小畑さん。

『匠えん』店舗詳細

匠えん(しょうえん)
住所:東京都板橋区成増2-11-5/営業時間:11:00〜14:30LO(土・日・祝は〜15:00LO)・17:30~20:30LO/定休日:月/アクセス:東武鉄道東上線成増駅から徒歩2分

定食感覚でどこか懐かしい味わい『カレーハウス LAHAINA』【本蓮沼】

トローリチーズ入りのオムレツカレー650円。期間限定の豚汁セットは950円。

店主の佐々木敏男さんは、学生時代にアルバイトしていた学生食堂のカレーを再現。飴色にしたタマネギやリンゴを煮詰めてこっくり甘めのルーを作り、客の好みに合わせて辛さを調整する。「ウチは香り重視。20倍でも優しい辛さだよ」と、ニッコリ。ふんわりチーズオムレツとの相性ときたらもう。さらに、大きな具材があふれんばかりの豚汁にまたびっくり。意外なマッチングが癖になる!

佐々木夫妻。
かわいらしい店内の所々に永ちゃんのポスターが。妻・美津子さん謹製のフェルトの縫いぐるみが品書き。

『カレーハウス LAHAINA』店舗詳細

カレーハウス LAHAINA(ラハイナ)
住所:東京都板橋区小豆沢1-9-20/営業時間:11:00~19:30/定休日:日・祝/アクセス:地下鉄三田線本蓮沼駅から徒歩9分

新潟名物“ラーチャン”で大満足!『中華そば うめ川』【板橋区役所前】

ラーチャン1300円。中華そば単品は850円。

「こんなにおいしいものを、ここだけで終わらせていいのか?と思って」と、店主の梅川幹人さん。新潟5大ラーメンと呼ばれるもののひとつ・新潟あっさり醤油ラーメンを提供する新潟市の人気店『来味』で働いていた梅川さんは、そのおいしさを広めたいという思いで上京。「来味 板橋店」として東京に出店し、2020年に独立したのがこの店だ。『来味』の味を受け継いだ中華そばは、透き通った琥珀色のスープが美しい一杯。その淡い色合いからは想像もつかないほどの豊かな香りとうまみだ。

また、必食なのが新潟名物“ラーチャン”。中華そばとチャーハンとのセットで、どちらも一緒に食べることを前提に味付けされている。パラパラで香ばしいチャーハンとクリアなスープの相性は抜群!

中華そばの淡いスープと対照的な濃い色合い。
板橋区役所前駅から王子新道を東へ、T字路に面した角地に立つ。

『中華そば うめ川』店舗詳細

中華そば うめ川(ちゅうかそば うめかわ)
住所:東京都板橋区板橋3-44-6/営業時間:6:00〜9:00・11:00〜14:00LO・17:30〜19:30LO(なくなり次第終了)/定休日:月の朝・夜、火/アクセス:地下鉄三田線板橋区役所前駅から徒歩6分

煮干しラーメンの最高峰!『中華ソバ 伊吹』【志村坂上】

煮干しの旨味が広がる中華ソバ。

店の前からはフワッと煮干しの香りが漂ってくる。使用する煮干しは独自のルートで仕入れた全国各地の極上のもの。店主は煮干しのことを熟知していて、種類ごとに温度や火入れのタイミングなどを変えて、旨味を抽出しているという。おすすめは中華ソバ1100円。スープは一見くどそうだが、魚介系の上品な香りが広がり、ひと口飲めば奥深い味わいを感じられる。低加水の細麺はパツっとした歯応えで、濃厚な煮干しスープを受け止めてくれる。極厚チャーシューは、ガッシリとした歯ざわり。刻みタマネギはシャッキリした食感とサッパリ感があり、力強い煮干しスープにぴったり。

カウンター8席。連日ニボラーが訪れる。

『中華ソバ 伊吹』店舗詳細

中華ソバ 伊吹(いぶき)
住所:板橋区前野町4-58-10 見次パークマンション1F/営業時間:11:45~14:30・18:15~20:15(昼・夜とも売り切れ次第終了)/定休日:日・月/アクセス:地下鉄三田線志村坂上駅から徒歩6分

濃厚シチューの芳醇ハンバーグ『AIDA』【新板橋】

平日ランチのあいだハンバーグ(単品)は1500円、土・日・祝は1400円。+200円でライスとスープのセットにできる。トマトのファルシーサラダ(左奥)は550円。

新板橋駅から3分の場所にある『AIDA(あいだ)』は、街の洋食屋として地元のお客さんを中心に人気を集める。看板メニューはホイルに包んで提供するビーフシチューがけあいだハンバーグ。ビーフシチューの芳醇な味わいとジューシーな手ごねハンバーグの取り合わせは幸せの味。しっかり濃厚なのに後味が重たくないのは、保存料も化学調味料も使わないから。老舗洋食店『つばめグリル』から受け継ぐレシピが並び、どれも体にやさしい味わいだ。

昼夜ともに味わえる『つばめグリル』でもおなじみのトマトのファルシーサラダは、中に詰めているローストチキンがポイント。

ご主人と共に『つばめグリル』出身という母のゆみ子さん(右)と、娘の來未さん。
ディナータイムのみの人気メニュー・ロールキャベツセット1500円(写真右。ライスまたはパン付き)は土鍋で提供。

『AIDA』店舗詳細

AIDA(あいだ)
住所:東京都板橋区板橋1-49-8 ファイン坂一ビル1F/営業時間:11:00~14:30・18:00~22:00LO(土・日・祝は11:00~15:00・17:00~21:00LO)/定休日:月/アクセス:地下鉄三田線新板橋駅から徒歩3分

ワイン通の美食家に支持されるパスタランチ『WineBistro Le mariage』【下板橋】

パスタセットは好きなパスタまたはリゾットを選べる。サラダ、パン、ドルチェ2種、ドリンクがついてランチ価格1400円。この日のおすすめはゴルゴンゾーラとトマトクリームのパスタ。トマトの旨味とチーズの味わいがお互いを引き立て美味。

お肉料理やパスタ、一品料理を中心にしたイタリアンを、店主がセレクトするワインとともに堪能できるのが『WineBistro Le mariage(ワインビストロ ル マリアージュ)』。ランチタイムのパスタセットはボリューム抜群。中でもゴルゴンゾーラとトマトのクリームパスタは素材同士を引き立てる組み合わせの妙がキラリと光る。ワイン好きなら足を運んで損はない、隠れ家的レストラン。

『WineBistro Le mariage』店舗詳細

WineBistro Le mariage(ワインビストロ ル マリアージュ)
住所:東京都板橋区板橋1-8-4/営業時間:11:30〜13:30・18:00〜21:00(火は夜のみ、土・日の夜は17:00〜)/定休日:月/アクセス:東武鉄道東上線下板橋駅より徒歩3分

本格フレンチのランチコースを板橋価格で『パリ4区 板橋店』【板橋】

ランチコースは自分の好みのメニューを選べるプリフィックス式。

飲食店が集まる板橋駅前で、本格的なフレンチを食べられるのが『パリ4区 板橋店』。ランチタイムは特にお得で、コースは2090円から! オーナーシェフが市場で買いつける新鮮な肉や魚を使ったメイン料理はもちろん、プラス800円で食べられる前菜・ニンジンのムースも絶品。修業時代は料理勝負を仕掛けるなど、実力を磨き続けたシェフが作る工夫あふれる料理に舌鼓すること間違いなしだ。

ニンジン本来の自然な甘みを引き出したムース。オレンジ色の美しいムースの下にはクリーミーなアボカドとカニやウニが隠れてる!

『パリ4区 板橋店』店舗詳細

パリ4区 板橋店(ぱりよんく いたばしてん)
住所:東京都板橋区板橋1-21-7/営業時間:11:30~14:30・18:00~21:30(土・日・祝は17:30~21:00)/定休日:水/アクセス:JR埼京線板橋駅から徒歩2分

構成=中村こより 取材・文=井島加恵、鈴木さや香、高橋健太(Teamまめ)、速志 淳(アド・グリーン)、宇野美香子、中村こより 撮影=オカダタカオ、井上洋平、加藤熊三、松岡誠、宇野美香子、中村こより 

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