ダイソーの人気3商品を使って、「油まみれの手鍋」の汚れ落としに挑んでみた!
最近のSNSは、さまざまなノウハウを伝える動画であふれ返っている。あまりの量の多さに「もういいよ……」と思わんでもないのだが、中には役に立ちそうなものもあって、近頃私(佐藤)が注目しているのは、ダイソーに関する投稿だ。
ダイソーはオリジナリティの高い独自商品を数多く販売しており、投稿動画を見ていると、欲しい! と思ってしまうものも多々ある。たとえば、汚れ落としのノウハウ動画を見ていると、商品を使って楽に汚れを落としてるんだよねえ~。
本当にそんなにキレイになるのかな? 気になったので、人気商品3つを買って手鍋の汚れ落としに挑んでみたぞ。
・あの真っ黒鍋をキレイにしたい!
汚れ落としとは縁のなさそうな私が、なぜ今回、これに挑もうと思ったのか。それは、編集部のキッチンに見るも無惨な鍋がずっと置かれているからだ。
この鍋は、昨年、砂子間正貫がオキシクリーンで20時間漬け込んでしまった手鍋である。アルミの鍋はアルカリ性に弱い。そのことを知らなかった彼は、無謀にもオキシ漬けを実践し、黒ずんでこうなったのである。
過ちは犯したのは仕方がないとして、それを放置するのは相当罪だ。あれ以来、ヤツは見向きもしやがらねえ。責任をもってキレイに磨きやがれってんだ。まったく……。
・アルミ焼けは……
こいつをどうにかしたいと思い、SNSで話題のダイソーで人気汚れ落としを調達してきた。
メラミンスポンジ「落ち落ち Vシートタイプ」(税込110円)、「多目的クレンザー 150g」(税込110円)、それから2万本歯ブラシとして知られる「微細・歯ブラシ」(税込220円)である。
落ち落ちVはいわゆる「激落ちくん」だ。実のところ、私は激落ちくんを使ったことがない。鍋を磨くのにシートタイプでよかったかのどうか。ブロックタイプにすべきだったかも……。
多目的クレンザーは油汚れ・焦げに効果があるとのこと。黒ずみにも効果があるのかは不明。
2万本歯ブラシは金属を磨くのにも効果的であると動画で確認している。アルミ鍋にもその威力を活かせるのか!?
まずはスポンジで磨いてみたところ、開始10秒で私は手を止めた。なぜなら……。
アルカリ焼けはこんなやわなスポンジじゃムリ! まったく落ちる気がしない!!
これはスポンジごときの出る幕ではないと一瞬で悟った。金ダワシで力いっぱいガシガシした方が圧倒的に効果がある。もしくはクエン酸を加えた水に入れて煮立たせるか……。とにかく、別の手を講じる必要を感じた。
・別の鍋でトライ!
そこで別の鍋を磨くことに。こちらは現在編集部でも利用することのある同じサイズの雪平鍋だ。
普段、ちゃんとキレイに洗っていないので、油汚れが全面に付着している。これを落とすぞ!
鍋の裏にも焦げあとがついている。これもキレイにしてやる!
まずは歯ブラシにクレンザーをつけて、全体的にゴシゴシと磨く。
SNSで紹介されている動画を見ると、「たったこれだけ!」みたいにカンタンにやってるけど、実際にやると全然違うじゃん。そんなにカンタンに落ちないんだけどなあ。
ひと通り歯ブラシで磨いたら、スポンジでゴシゴシ。歯ブラシとスポンジを交互に使って、汚れの層をはぎ取っていく。「軽くこするだけ」みたいなことを言ってる投稿もあったけど、そんなのじゃ全然落ちない。力を込めてしっかりこする!
そうして、約2時間かけて磨きに磨いた結果……。
こうなりました! かなりキレイになったと思う。
磨く前と後とを比べてみると、ご覧の通りである。
新品同様とは言えないけど、油汚れはしっかり落ちている。
鍋の裏はもうひと踏ん張り必要だったなあ。また日を改めてトライしたい。
ところどころ、落とし切れなかったところもある。持ち手の部分は上手く磨けなかったなあ。こういう部分をキレイに磨く良いアイテムをご存知だったら、教えてください。
そんなわけで、SNSの動画は鵜呑みにできないけど、参考にはなるので、今後も気になるものを試してみたい。そして必ずあの真っ黒鍋を再生するぞ!
参考リンク:ダイソー
執筆:佐藤英典
Photo:Rocketnews24